ジョロウグモ(女郎蜘蛛、学名:Nephila clavata) |かぎけんWEB

ジョロウグモとはクモ綱クモ目ジョウロウグモ科ジョロウグモ属の蜘蛛です。
「息抜たい夢」からお届けします。
学名:Nephila clavata

ジョロウグモ(女郎蜘蛛、学名:Nephila clavata)とは

ジョロウグモ(女郎蜘蛛、学名:Nephila clavata)とは、節足動物門クモ綱クモ目ジョウロウグモ科ジョロウグモ属の節足動物の大型のクモです。日本では普通に見られます。


クモ(蜘蛛)とコンチュウ(昆虫)の違い

同じ節足動物でも、クモ(蜘蛛)とコンチュウ(昆虫)は異なります。 昆虫は脚数が6本ですが、蜘蛛は8本、昆虫は頭と胸部の境が明確ですが、蜘蛛はハッキリしない、 昆虫には触覚がありますが、蜘蛛には触覚はありません。


女郎蜘の特徴

女郎蜘蛛は口から粘液を出し網を造ります。綱は縦糸と横糸から成り、横糸は粘着力がありますが、縦糸には粘着力はありません。 網は金色で大きなものは10m程となり、昆虫が巣にかかるのを待ちます。 雌は、腹部が黄と水色で、脚は黄色と黒の縞模様をしており長くてほっそりしています。 秋に出産する雌は、腹部が膨らみ赤くなります。


女郎蜘の雄

女郎蜘蛛は他のクモに比べて目だって大きいですが、それはは雌だけで、雄は雌の3分の1しかありません。 雄の身体は赤褐色を帯びています。巣造りや餌採りは雌が行い、雄は働かず子孫繁栄のためにだけ存在します。


National Geographic最新情報から

2022年3月22日付けの「米国で急拡大するジョロウグモ、東部一帯に広がるおそれ」「National Geographic」によれば、女郎蜘蛛(Nephila clavata)が2014年以来アメリカに侵入し・米国各地へ急拡散し危惧されているとのことです。ジョロウグモは寒さに強いので、他のクモが北上できない北部にも進出可能なことが実験で確認された。 アメリカで急拡大していますが、在来種に対する脅威となっているかはまだ不明な状態。農作物を食い荒らすクサギカメムシを女郎蜘蛛が捕獲したという目撃表現があるのは良い影響。女郎蜘蛛は牙が短く人間の皮膚を破れないので、人に危害を及ぼした例はないらしい。

一般名:ジョロウグモ(女郎蜘蛛)、学名:Nephila clavata、分類名:動物界節足動物門鋏角亜門クモ綱クモ目ジョウロウグモ科ジョロウグモ属ジョロウグモ種、本州、四国、九州の日本、朝鮮半島、中国、体長:2〜3cm(雌)、1cm(雄)、開脚時(♀):8〜10cm、腹部色:黄と青、幼体来7月、出現期:9〜11月、産卵期:10〜11月産卵場所:木の幹、綱、綱直径:100cm、綱形:縦長の円、餌:蝉やトンボ、バッタ等の昆虫

■関連ページ
ジョロウグモ(女郎蜘蛛、学名:Nephila clavata)  節足動物図鑑  虫/両生類アルバム  城ヶ崎釣り(2009年10月18日)  城ヶ崎釣り(2009年10月31日)  麹町便り  memo 


ジョロウグモ♀ ジョロウグモ♀ ジョロウグモ♀ ジョロウグモ♀と♂ ジョロウグモ♀ ジョロウグモ♀


女郎蜘蛛の写真


ジョロウグモ
働き者のジョロウグモ♀

ジョロウグモ
ジョロウグモ♀。雌は雄より3倍大きく

ジョロウグモ
ジョロウグモ♀。せっせせっせと働きます。

ジョロウグモ♀と♂

ジョロウグモ♂(左の小さい方)とジョロウグモ♀(大きい方)
ジョロウグモ(女郎蜘蛛)、2009年10月18日、城ヶ崎海岸で


ジョロウグモ♀
ジョロウグモ♀

ジョロウグモ♀
城ヶ崎海岸で、2009年10月31日