クスサン(楠蚕)
クスサン(楠蚕、学名:Caligula japonica)とは、日本、台湾、中国原案でチョウ目(鱗翅目)ヤママユガ科カリグラ属の大型の蛾です。
昼間は日本全国の街路樹や外壁に止まっています。
幼虫は4月-7月に出現し、柿の木の葉を食害します。
幼虫の終齢体長は8cm程です。頭から尾部までの上部は白毛で覆われ、下部は薄緑色の毛で覆われ気門は水色をしています。
幼虫から成虫になるまでは茶色い蛹で過ごします。
成虫は年に1回、9月-10月に発生します。
開翅長は10ー13cmです。体色は、褐色、または黄褐色、灰黄褐色で、翅帯が波型で、後翅に黒い眼状紋があります。
成虫の寿命は1週間ほどです。触っても毒はありませんが、鱗粉に被れる人もいます。
行動は夜間で、照明に飛来し、周囲で産卵します。
成虫に殺虫剤は効かないので、幼虫の時に処分する必要があります。
一般名:クスサン(楠蚕)、
学名:Caligula japonica(カリグラジャポニカ)、
シノニム:Saturnia japonica
別名:クリケムシ、シラガタロウ(幼虫)、スカシダワラ(透かし俵、繭)、
分類名:動物界節足動物門昆虫網チョウ目(鱗翅目)ヤママユガ科カリグラ属クスサン種、
原産地:日本、台湾、中国、
生息分布:日本全国、生活環境:街路樹、外壁、
幼虫:葉の食害、
被害を受ける樹種:
アカメガシワ、アンズ、イチョウ、ウダイカンバ、ウメ、ウルシ、エノキ、オニグルミ、カイドウ、カキノキ、カツラ、ギンドロ、クスノキ、クヌギ、クリ、クルミ、ケヤキ、コナラ、サクラ、サルスベリ、スモモ、トチノキ、ドロノキ、ナシ、ヌルデ、ニレ、ハゼノキ、バラ、ブナ、ミズキ、ミズナラ、モモ、ヤナギ、リンゴ
幼虫体長:8cm(終齢)
幼虫色:頭から尾部までの上部は白毛で覆われ、下部は薄緑色の毛で覆われ気門は水色。
幼虫出現期:4月-7月、
蛹色:茶色、
開翅長:10ー13cm、
成虫体色:褐色、黄褐色、灰黄褐色で翅帯が波型、後翅に黒い眼状紋がある
毒の有無:無、
寿命:1週間(成虫)、
成虫の発生期:9月-10月(年1回)、
行動:夜間、照明に飛来し、周囲に産卵
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