モモスズメガ(桃雀蛾)【かぎけんWEB】

モモスズメガとはチョウ目モモスズメガ科モモスズメガ亜科モモスズメガ属の蛾です。別名:Garden Tiger Moth、幼虫はクマケムシ

モモスズメガ

モモスズメガのイラスト
モモスズメガのイラスト、有紀@kagiken、2025年4月22日


モモスズメガ(桃雀蛾)

モモスズメ(桃雀、Marumba gaschkewitschii)とは、日本から朝鮮半島原産で、スズメガ科ウチスズメ亜科のスズメ蛾の一種です。
北海道〜九州の平地から山地で、果樹園や、公園、雑木林に生息します。
幼虫、成虫共に毒性はありません。
完全変態し、卵→幼虫→蛹→成虫となります。
卵は、サクラなどの葉に産み付けられ、最初は緑色ですが、羽化する時には黄色になります。
幼虫は薄黄色の体をしており、頭は三角形で、尾角があります。
終齢の幼虫の体長は 7.5cm程です。 幼虫はバラ科や、ニシキギ科、ツゲ科の葉をモリモリ食べる植物食です。
その後、土に潜り越冬し、蛹となり、春に成虫となります。
成虫は上から見ると三角形で、枯葉色をしています。
成虫の出現期は、5月-8月で2回発生します。
開張長は7-9cmで、前翅は茶褐色に斑模様、鋭翅頂、鋸歯状翅縁があります。後翅は華やかなピンクです。
成虫は口吻が退化していて摂食しません。
行動は夜行性で街灯などの光に集まります。
飛行速度は50km/hと速い。
雌の方が身体が大きく胴体も太い。
天敵は野鳥や、カマキリ、クモなどです。

一般名:モモスズメ(桃雀)、
学名:Marumba gaschkewitschii、
分類名:チョウ目スズメガ科ウチスズメ亜科、
原産地:日本、朝鮮半島、生息分布:北海道〜九州の平地から山地、生活環境:果樹園、公園、雑木林、
毒性:無、
ライフサイクル:完全変態 卵→幼虫→蛹→成虫、
卵:緑色→黄色(孵化)、
幼虫:薄黄色地に斜線、頭は三角形、尾角がある、
終齢の幼虫 体長:7.5cm、体色:緑色→やや桃色、
幼虫の食性:バラ科、ニシキギ科、ツゲ科の葉を食べる植物食、
越冬:蛹(繭は作らず、土中で過ごす)、
体形:成虫は上から見ると三角形で枯葉色、
成虫出現:5月-8月(2回発生)、行動:夜行性、
雌:大きい、胴体が太い、
開張長:7-9cm、
成虫の前翅:茶褐色に斑模様、内側部分は暗褐色、鋭翅頂、鋸歯状翅縁、
後翅:ピンク、
習性:街灯などの光に集まる、
成虫の食性:口吻が退化し、摂食しない、
飛翔速度:50km/h、
天敵:野鳥、カマキリ、クモ、


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モモスズメガのイラスト
モモスズメガのイラスト、有紀@kagiken、2025年4月22日