ナナホシテントウ(七星天道)は、本州〜沖縄の池や沼、用水路に生息する昆虫綱コウチュウ目テントウムシ科テントウムシ属ナナホシテントウ種の昆虫です。普通に見られるテントウムシです。
身体を覆っている前翅色は赤地に7つの黒点があります。黄色地に0〜19個の黒点があるのはナミテントウです。
テントウムシは、アブラムシやハダニを食べる(捕食してくれる)ので益虫とされ、「神の恵みを受けた虫」とされました。また、
15、16世紀のルネサンス期に良く描かれたキリスト教の絵に登場する聖母マリアが赤い服をまとっていたことから赤は聖母マリアを象徴する色でした。
テントウムシの名前は英国では「Ladybird(聖母の鳥)」、米国では「Ladybug」、「Our Lady's bird(聖母マリアの鳥)」とよばれるのは、これらの逸話が結びついたようです。
また、ケシの異品種である「モンツキヒナゲシ(紋付雛罌粟、学名:Papaver commutatum)」は、別名で「レディバード・ポピー(Ladybird Poppy)」と呼ばれます
一般名:ナナホシテントウ(七星天道)
学名:Coccinella septempunctata
別名:Seven-spot ladybird,Sevenspotted lady beetle
分類名:動物界節足動物門昆虫綱コウチュウ目テントウムシ科テントウムシ属ナナホシテントウ種
生息分布:日本などアジア、欧州、北アフリカ
体長:0.7 cm、体型:楕円形、前翅色:赤地に7つの黒点。
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