ハンノキ(榛の木)とは、日本原産のブナ目カバノキ科ハンノキ属の落葉高木です。
沼地や畦などの湿地に生息し根に粒状の根粒菌があり栄養を補完し生育するのに役立っています。
樹皮は暗灰褐色で浅い割れ目が出来て剥がれ落ちます。
雌雄同株、雌雄異花で、12〜3月に開花し、雄花花序の真下に雌花花序が付きます。
花後に緑色の松毬状(毬果状)果実が成り、熟すと暗褐色になり、やがて木質化します。
材は、建築材や、器具材、家具材となり、木炭としても使われます。
ただし、1〜6月頃に花粉が飛散するので花粉症の原因物質の一つとなっています。
一般名:ハンノキ(榛の木)
学名:Alnus japonica
分類名:植物界被子植物門双子葉植物網ブナ目カバノキ科ハンノキ属
別名:ハリノキ
原産地:日本 生活環境:沼地や畦などの湿地
生活型:落葉高木
樹高:15〜20m 樹皮:暗灰褐色で浅い割れ目から剥げ落ちる
葉形:長楕円形で基部は広楔形で、葉の先端は尖る 葉縁:不整形の細い鋸歯 葉質:やや光沢有 葉柄:有 葉の付き方:互生
株:雌雄同株、雌雄異花 雌花は雄花の下につく
開花期:12〜3月 花序:単生花
雌花:雄花の真下にある葉腋に1個づつ楕円形をした紅紫色の穂状花序を1〜5個つける
雄花:枝先端から花柄を出し2,3個の円柱形をした黒褐色の尾状花序1が下垂
果実形:松毬状(毬果状) 果実色:緑→暗褐色→木質化 成実期:10月 種子:扁平で卵円形状
用途:建築材、器具材、家具材、木炭
備考:1〜6月の花粉症の原因物質の一つ、根に粒状の根粒菌
■関連ページ
ハンノキ(榛の木)
深大寺植物園part2木の実(2016年6月5日)
日光植物園の木
ハ行の花図鑑
樹木図鑑
麹町便り
花暦2008年
花暦
|