インドサイ(印度犀)は、インド北東部に生息する奇蹄目サイ科インドサイ属の動物です。
クロサイ(黒犀)や、シロサイ(白犀)のような滑らかな皮膚ではなく、継ぎ目のある分厚い甲冑を纏ったような特異な肌をしています。
また、クロサイやシロサイ等のアフリカ種のサイには角が2本ありますが、アジア種のこのインドサイには角が1本しかありません。角は被毛が変化したものです。
視力は非常に弱ですが、その分、嗅覚と聴覚が優れています。
日常生活では雄は単独行動をしますが、雌と若い個体は10頭程の群れを作ることがあります。昼は水中で過ごし、朝晩に行動します。食べ物は草やアシ(葦)、木の小枝等を食べる植物食性です。
繁殖は胎生で行い、一度に雌が産む仔の数は1仔です。
角が漢方薬とされ乱獲が行なわれたり、生息地の破壊が進んでいることから絶滅危惧種に指定されています。
一般名:インドサイ(印度犀)
学名:Rinoceronte indiano
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱獣亜綱奇蹄目サイ科インドサイ属
別名:ヨロイサイ(鎧犀)、Great Indian Rhinoceros
原産地:インド北東部、ネパール 環境:湿地帯
体長:2〜4m 体重:1.4〜3.5トン 体色:灰褐色
生活:単独。雌と若い個体は10頭ほどの群れを作ることがある。
行動:水中(昼)、朝晩(行動) 餌:草、アシ、木の小枝等の植物食
繁殖方法:胎生 一度に雌が産む仔の数:1子
特徴:甲冑のような肌と1本の角 保護:絶滅危惧種
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東山動物園の動物(2009年10月25日)
動物図鑑
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