ミナミシロサイ(南白犀)は、哺乳綱奇蹄目サイ科シロサイ属の大型草食動物です。南アフリカ共和国やアンゴラ、ジンバブエ、ボツワナなどアフリカ南部のサバンナ地帯に生息しています。
なお、シロサイ属にはこのミナミシロサイの他に、キタシロサイ(学名:Ceratotherium simum cottoni)がいます。
サイ科にはクロサイ属のクロサイ(黒犀、学名:Diceros bicornis)がいます。
シロサイとクロサイのアフリカ種には角が2本ありますが、アジア種の
インドサイ(印度犀)
には角は1本しかありません。ミナミシロサイはクロサイより白っぽい体色をしており、体は厚い甲冑のような皮膚で覆われ、頭に前後した大小2本の角があります。雄は雌より身体が大きいです。雌や仔は群れで生活し、雄は縄張りを持った単独生活を営みます。比較的夜行性で日中は休んでいますが、夕方に草や木の葉などの草や植物を採食します。地面に生える低い草を食べるのに適応するように口先は平らです。天敵は肉食獣のライオンです。繁殖は胎生で一度に雌が産む仔の数は1仔です。寿命は45歳と言われます。
一般名:ミナミシロサイ(南白犀)
学名:Ceratotherium simum simum
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱獣亜綱奇蹄目サイ科シロサイ属
別名:Southern white rhinoceros
生息分布:アフリカ大陸南部 生息環境:サバンナ
体長:3〜4m 体重:1.4〜3.5トン 体色:白灰色
角の数:2本 生活:雌や仔は群れで生活、雄は縄張りを持った単独生活
天敵:ライオン 食べ物:草 繁殖方法:胎生 一度に雌が産む仔の数:1仔 寿命:45歳
特記事項:シロサイとクロサイのアフリカ種には角が2本あり、アジア種のインドサイには角が1本しかない。
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