ヤギ(山羊) とは、偶蹄目ウシ科ヤギ属の動物で、
紀元前7000年頃、野生のヤギを改良して家畜化された動物です。
雄には老人のような長い顎鬚を持つものもいます。角は有る種と無い種があります。
イネや麦藁等の草を餌とする草食性動物で、ウシ科特有の反芻用の胃が4つあります。
用途別に、チーズやヨーグルト等の乳製品を採取する乳用種や、山羊肉用の肉用種、
アンゴラ種のモヘアやカシミア種のニット製品とされる毛を採る毛用種、
手袋などの皮革製品となる皮を採る皮用種、乳肉兼用種などがあります。
日本では、動物肉は、主に、牛・豚・鶏が食べられていますが、山羊は沖縄、
羊は北海道の名物料理とされます。
沖縄料理に使われるヤギは、肉用種のトカラヤギで、山羊料理はヒージャーと呼ばれます。
代表的な山羊料理には、刺身や山羊汁があります。
日本では乳用に飼育されている山羊は、体表色が白いザーネンが多いです。
動物園のふれあいの広場では、体表色が茶色で、普通の山羊の半分程度の大きさのヤクシマヤギ(屋久島山羊)が展示されているところもあります。
無人島や人が世話を出来ずに放置された場所では、山羊が野生化し山肌を食べ尽くすなどで問題視されています。
一般名:ヤギ(山羊)、学名:Capra aegagrus hircus
、分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱偶蹄目(ウシ目)ウシ亜目ウシ科ヤギ亜科ヤギ属
、別名:Goat(ゴート)
、原産地:地中海沿岸(野山羊)
、生息分布:ユーラシア大陸〜アフリカ大陸 環境:乾燥地帯
、体重:80Kg(♂)、55Kg(♀)
角:雌雄共に血の通っている角あり(無い種類もいる) ヒゲ:雌雄共にある
耳:良く聞こえる 蹄:1本の足に2個(偶蹄目) 胃の数:4つ
目:顔の両側にある虹彩が長方形で広範囲に見える。
体表色:白(ザーネン種、アンゴラ種)・褐色(トッケンブルグ種)・
暗褐色(トッゲンブルグ種)・黒(マンバー種)・白地に黒斑(ジャムナバリ種)
食性:イネ科の牧草、雑草、野菜屑、ふすまなど草食性
繁殖方法:胎生 発情期:秋 妊娠期間:半年 発情周期:3週間 一回の出産で雌が産む仔の数:1〜2頭
寿命:10〜15年 鳴き声:メェー
一般名:ヤクシマヤギ(屋久島山羊)
、学名:Capra hircus
、分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱偶蹄目(ウシ目)ウシ亜目ウシ科ヤギ亜科ヤギ属
、別名:Yakushima Goat
、生息分布:屋久島
、体重:30kg(♂)、25kg(♀)
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ヤギ(山羊)
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動物図鑑
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