ヒフキアイゴ(火吹藍子) とは、西太平洋の熱帯海域の
サンゴ礁に生息するスズキ目ニザダイ亜目アイゴ科アイゴ属の海水魚です。
身体は、黄色で胸に黒い瓢箪形の斑紋があります。
顔と首部は白地にインクで斜めに黒帯を2本書いたようで、口吻が飛び出た顔はキツネに似ているので、
英名は、Blotched foxface(インク染みのあるキツネ顔)と呼ばれます。
和名の由来は、窄まった口が火吹き竹を吹いているように見えるからとか、
その他、多説あるようです。
目は黒く、腹部は白い。
日中は上記のような派手な色合いをしていますが、
夜間は茶褐色の斑模様の目立たない色合いに変色します。
アイゴの仲間なので、背鰭や腹鰭、臀鰭に毒棘があるので刺されると痛いです。
幼魚は群れで生活しますが、成魚になると番で行動するようになります。
●マジリアイゴ、ヒメアイゴ、ヒフキアイゴとの違い
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同じアイゴ属の
ヒフキアイゴ(火吹藍子)、
マジリアイゴ(交藍子) 、
ヒメアイゴ(姫藍子)
はそれぞれ似ています。
マジリアイゴには頭に入る黒帯が1本あります。
ヒメアイゴには頭に入る黒帯の他もう1本、体に斜め黒帯が入ります。
ヒフキアイゴはキツネ顔で顔が尖り、顔の黒帯はベタ黒、
身体は山吹色の無地で大きな黒斑が1つあります。
一般名:ヒフキアイゴ(火吹藍子)
学名:Siganus unimaculatus
別名:Blotched foxface、ガラサーアケー(沖縄)
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門条鰭綱スズキ目ニザダイ亜目アイゴ科アイゴ属
生息分布:西太平洋の熱帯海域 環境:サンゴ礁
全長:20cm 体形:側扁 口吻:前に突出
体表色:黄色地で胸に黒い瓢箪型の斑紋
腹部色:白 顔色:白と黒の縞模様
体色変化:日中は上記色、夜間は茶褐色の斑模様
毒棘:背鰭、腹鰭、臀鰭 餌:海草主体の雑食性
■関連ページ
ヒフキアイゴ(火吹藍子)
沖縄美ら海水族館(2009年8月)
鳥羽水族館(2013年9月16日)
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