ソウシハギ(草紙剥) とは、フグ目カワハギ科ウスバハギ属ソウシハギ種の海水魚です。
相模湾以南の珊瑚礁や沿岸域に生息し、体形は細長く左右に側扁し、全長は45〜100cmになります。
ウスバハギ(草紙剥) と似ていますが、
体表色が灰色地に青い波状線と多数の斑点が散在し、尾鰭が大きく長く目立ちます。
また、吻の背縁はウマヅラが平らなのに対し、ソウシハギは凹みます。
食性は、イソギンチャクなどの刺胞動物、エやビ蟹など甲殻類や、蛸などの軟体動物、藻類、ホヤなどを食べる雑食性で、スナイソギンチャク類を捕食し腸内に蓄積したに猛毒のパリトキシンで豚が中毒死した例があります。
■関連ページ
ソウシハギ(草紙剥)
江ノ島水族館eos(2018年4月29日)
鳥羽水族館(2013年9月16日)
ウスバハギ(草紙剥)
ウマヅラハギ(馬面剥)
カワハギ(皮剥)
魚図鑑
一般名:ソウシハギ(草紙剥)
学名:Aluterus scriptus
別名:Scrawled filefish、Figured leather jacket
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門魚上綱硬骨魚綱フグ目カワハギ科ウスバハギ属ソウシハギ種
生息分布:相模湾以南 環境:珊瑚礁や沿岸域
体形:細長く左右に側扁
全長:45〜100cm
体表色:灰色地に青い波状線と多数の黒斑点が散在(成魚)、緑色(幼魚)
尾鰭が大きく長く目立つ
背鰭第1棘:細長く折れやすい
吻:ウマヅラのように背縁が凹む
社会性:単独で行動
食性:甲殻類や軟体動物、藻類、ホヤなどを食べる雑食性
危険魚:内臓は絶対食べてはいけない。腸に猛毒のパリトキシンが検出され豚の中毒死例がある。
|