スケトウダラ(介党鱈) とは、寒冷性の海底に住むタラ目タラ科スケトウダラ属の海水魚です。
スケソウダラ(介宗鱈)とも呼ばれます。
スケトウダラの特徴
顎から尻尾にかけての体表に、焦茶色と白の幾何学的な縦縞が2本入ります。
目が大きく、下顎が発達しています。
鰭は、背に3つ、臀部に2つあります。
スケトウダラの利用方法
貴重な食用魚で、切り身はちり鍋、乾したものはボウダラ(棒鱈)、練り物として蒲鉾や魚肉ソーセージの材料とされます。
スケトウダラの卵巣はスケ子と呼ばれます。
マダラの卵巣が非常に大きく皮色が薄黒いのに対し、スケトウダラは小さく皮は薄桃色で綺麗なので漬かりやすく見場もよいので漬物にされます。スケトウダラの塩漬けしたものが タラコ(鱈子) で、トウガラシ漬けのものを メンタイコ(明太子) となります。
精巣はシラコ(白子)と呼ばれ、鍋などで加熱して食べます。
胃は韓国料理のチャンジャ(日本の塩辛のようなもの)の材料とされます。
寄生虫のアニサキスの宿主となるので、刺身などの生食には適しません。
同じタラ科の魚には
タラ科
には、
マダラ(真鱈)
などがいます。
一般名:スケトウダラ(介党鱈)
、学名:Theragra chalcogramma
、別名:スケトウダラ(介宗鱈)、Alaska Pollock
、分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門硬骨魚綱タラ目タラ目タラ科スケトウダラ属
、生息分布:茨城県沖からカルフォルニア州南部にかけての北太平洋、
日本海沿岸、朝鮮半島、オホーツク海、ベーリング海
、全長:60〜90cm 体色:茶褐色(背中)、白(腹) 産卵期:1〜3月
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