スモモ（酢桃、李）【かぎけんWEB】

スモモ（酢桃、李）とは、バラ目バラ科サクラ属スモモ種の落葉小高木及びその果実のことです。原産国は中国で、日本へは奈良時代に伝来しました。
名前の由来は、味が酸っぱく果実の形が同じバラ科の　 モモ（桃）　 と似ていることに因みます。

赤い桃のような果実
春、枝から花柄を出しその先に白い小花を集合して咲かせます。 花後、側面に溝のある赤い円形の果実を成らせます。
果肉は薄黄色〜鮮紅色で甘みと酸味があります。 中央に1個ある大きな種子の表面は滑々しています。

スモモの種類
日本のスモモは、ニッポンスモモ（日本季）と呼ばれ、甘酸っぱい果実が主に生食されます。
代表的な品種に、大石早生、ソルダム（soldum）、ケルシーなどがあります。 ソルダムは早摘みすると果皮は緑色で熟すと黄色や紅色になり、果肉は鮮紅色です。 ケルシーの果皮は緑色で果肉は黄または赤っぽい。
西洋スモモ（学名：Prunus domestica）の総称を 　プルーン(Prune)　と言い、プラム（plum）の大多数が含まれます。 生食できますが乾燥させたものが有名です。

スモモの働き
果実成分には、葉酸や、カリウム、アントシアニン、ソルビトールが含まれます。 葉酸は貧血予防に効果があり、カリウムはナトリウムを排泄するので高血圧の予防となり、 アントシアニンは血管の毛細血管を強化するので脳梗塞、動脈硬化、心筋梗塞等の予防となり、 ソルビトールは便秘解消に役立ちます。

一般名：スモモ（酢桃、李）
学名：Prunus salicina
別名：ニッポンスモモ（日本季）、ハタンキョウ（巴旦杏）
分類名：植物界被子植物門双子葉植物綱バラ目バラ科サクラ属スモモ種
原産地：中国
開花期：3〜4月　花色：白　 成実期：6〜9月　果皮色：赤・紅・黄　果実形：円形　 果肉色：薄黄、紅色　味：甘酸っぱく芳香がある。　 重量：70〜200g　果実種類：核果　果実径：4.5cm　 備考：自家不和合性、ことわざ「李下に冠を正さず」　

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