ビヨウタコノキ (美容蛸の木、美葉蛸の木) は、マダガスカル原産で、直立した幹から蛸足状の気根を出すタコノキ目タコノキ科パンダヌス属の熱帯性の常緑広葉高木です。
この気根は幹を支えているので支柱根と呼ばれます。
名前の由来は支柱根が蛸足に似ていることから来ています。
ビヨウとは、タコノキの中で一番美しい(特に葉が)ということから付けられました。
アダンやタコノキに比べて、枝の分枝が少ない。
葉は線状で3列の螺旋状に束生し、葉縁に帯状の赤い棘があります。
雄株と雌株がある雌雄別株で雄株は11月頃葉腋から穂状花序を伸ばしたくさんの白花を下向きに咲かせ垂れ下がります。
雌株は果皮が尖ったパイナップル(Pineapple)のような集合果を付けますが食用とはしません。
用途は、防潮林や公園樹、葉の棘を除去し天日干して屋根葺きやゴザ、籠、昔はパナマ帽等の材料とされました。
【タコノキとアダンの違い】
タコノキ:樹高:5m 樹形:直立 枝数:少
アダン:樹高:3m 樹形:斜上屈曲 枝数:多
一般名:ビヨウタコノキ (美容蛸の木)
学名:Pandanus utilis Bory
別名:アカタコノキ、フチベニタコノキ、Common screw pine
分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱タコノキ目タコノキ科タコノキ属
原産地:マダガスカル
樹高:10〜20m 葉長:50〜100cm 葉色:黄緑 葉縁:赤い棘
花色:白 花序形:穂状花序 花序長:25〜50cm
果実の直径(全体):20cm 1つの果実の長さ:4cm 果実色:緑→橙 果実:非可食
用途:観賞用、葉を屋根葺き、籠などの工芸用
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