タコノキ (蛸の木) は、小笠原諸島の海岸付近に自生するタコノキ目タコノキ科パンダヌス属の熱帯性常緑低木です。
アダン の近縁種ですが、
アダンとは異なり木は直立して枝数が少なくすっきりしています。
気根が長く太く多数あることもアダンと異なります。
幹頂部に叢生した葉は堅く葉縁に鋭い棘があります。
この葉縁の鋸歯も微妙に異なります。
果実は
パイナップル
と似た集合果ですが、果実の形はアダンとは異なります。
実は集合果で黄色から橙色となり熟すと1片ずつ剥げてポロポロと落下します。
実は食用油や観賞用、公園樹、防潮林などに用いられます。
一般名:タコノキ (蛸の木)
学名:Pandanus boninensis
別名:オガサワラタコノキ(小笠原蛸の木)、キアダン、Screw pine
分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱タコノキ目タコノキ科タコノキ属
原産地:小笠原諸島 環境:海岸付近
樹高:5m 葉長:100cm 葉色:緑 雌雄異株
雄花色:白 雌花色:淡緑色
成実期:8〜11月 果実形:パイナップル似 果実色:黄色→橙色 果実径:20〜30cm
実を食べる動物:ヤドカリ(宿借)、ヤシガニ(椰子蟹)、ネズミ(鼠)、コウモリ(蝙蝠)
用途:食用、食用油、観賞用、公園樹、防潮林
【タコノキとアダンの違い】
タコノキ:樹高:5m 樹形:直立 枝数:少
アダン:樹高:3m 樹形:斜上屈曲 枝数:多
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