別名:デンファレ
デンドロビウム(Dendrobium) は、ラン目ラン科デンドロビウム属の多年草ですが、
コチョウラン(胡蝶蘭、Phalaenopsis:ファレノプシス)
ほど高値の花といった感じではなく、普段使いの花といった趣の花です。
葉はシンビジウムほど長くなく、丸味を帯びて短めです。代表的なものは、
ノビル系やファレノプシス系(デンファレ系)で、他にフォーモーサム系、キンギアナム系もあります。
単にデンドロビウムといえばノビル系をさすことが多く、ファレノプシス系はデンファレと呼んで区別しています。
一般名:デンドロビウム(Dendrobium)
学名:Dendrobium spp.
分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱ラン目ラン科デンドロビウム属
原産地:熱帯アジア、オーストラリア
●ノビル系−鉢物として出回り、草丈20〜80cm、直立した太いバルブの節に多くの花を密集してつけます。
花径は3〜8cm、花芯(花の中心)は濃色で花色は
ピンクや淡紫、赤紫、黄色、白があります。葉は短めで丸味を帯びた長楕円形で
厚みがあります。花期は12〜5月です。原産地はヒマラヤ〜タイ
●デンファレ系−切花(ブーケ、フラワーアレンジメント)としての用途が多く、草丈
60〜80cm、バルブの先から細長い花茎を伸ばし、その先にファレノプシスに似
た花をまばらに数個つけます。花径5〜8cm、花色は桃、赤、白等があります。
花期は7〜11月です。原産地はオーストラリア、ニューギニア
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ラン科の花
デンドロビウム(Dendrobium)
コチョウラン(胡蝶蘭、Phalaenopsis:ファレノプシス)
花博の花(浜名湖花博、2004年4月11日)
沖縄の花#1(2003.10)
タ行の花図鑑
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デンドロビューム その他のタイプ
葉が丸い棒状をした形のもの
2007年5月4日、らんの里 堂ヶ島(2013年7月31日営業終了)
デンドロビウム エジリー 'スワダ'(Dendrobium ejirii 'Suwada')
2004年4月11日、浜名湖花博
デンドロビウム(デンファレ系) 'サクラ'
Dendrobium phalaenopsis 'Sakura'
沖縄那覇市で
デンドロビウム 'ラビリンス'(Dendrobium 'labyrinth')
デンドロビウム 'オリビア'(Dendrobium 'Olibia')
ノビル系
デンファレ系
ミニデンファレ '宝夢蘭(ホームラン)'
デンファレ 白色品種
マウイ、SC中庭植え込み、2001年8月11日
デンファレ 紫・白色品種
マウイ、ホテル内植え込み、2001年8月11日
デンファレ 紫色品種
マウイ、ホテル中庭植え込み、2001年8月11日
デンドロビウム(Dendrobium)
円山大飯店(THE GRAND HOTEL)のホテル内植込み(台湾台北)、2002年12月22日
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