ゲンチアナ・ベルナ(Gentiana verna) とは、スイスアルプスを代表する三大名花の一つとされる
リンドウ目リンドウ科リンドウ属の矮小性の耐寒性・非耐暑性の多年草です。
ヨーロッパ・アルプスの高山の岩場や牧草地に自生し、草丈は5〜10cmほどしかありません。
代表的な花色は鮮やかな濃青で、筒状をしており先端が5深裂して星型に平開します。
花色は他に、白や空色があります。
根生葉は長楕円形で、ロゼッタ状につきます。
茎につく小葉は緑色で卵形をしており対生に付きます。
花名の由来は、属名の「Gentiana(ゲンチアナ)」は、紀元前500年頃のイリュアスの王「ゲンティウス(Gentius)」に因み、
種小名の「verna(ベルナ)」は、花の開花期の「春の」のに拠ります。
用途は鉢植えや路地植え、ロックガーデンに適しています。
リンドウ属の仲間には、
スイスアルプスで咲いていた、
クロスゲンチアナ(Kreuz-Enzian)
などがあります。
日本のリンドウは リンドウ(竜胆) をご参照下さい。
因みに、ヨーロッパの三大名花とは、このゲンチアナ・ベルナ(Gentiana verna) と
エーデルワイス(Edelweiss)、
アルペンローゼ(学名:ロードデンドロン・フェルギネウム) とされます。
一般名:ゲンチアナ・ベルナ(Gentiana verna)
学名:Gentiana verna(ゲンチアナ・ベルナ)
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱リンドウ目リンドウ科リンドウ属
別名:春花竜胆、spring gentian(スプリング・ゲンチアン)
生息分布:ヨーロッパ(英国を含む)〜モンゴル 環境:高山の岩場や牧草地
生活型:矮性の耐寒性・非耐暑性の多年草
茎丈:5〜10cm 根生葉形:長楕円形 根生葉の付き方:ロゼッタ状
小葉形:卵形 葉色:緑 小葉付き方:対生
花色:鮮濃青・空色・白 花長:2cm 開花期:3〜6月
花形:筒型だが先端の花冠が5深裂し星型に平開
雌蕊数:1本 雄蕊数:5本
受粉:昆虫 果実種類:刮ハ
花名の由来:属名の「Gentiana(ゲンチアナ)」は、紀元前500年頃のイリュアスの王「ゲンティウス(Gentius)」に因み、
種小名の「verna(ベルナ)」は、花の開花期の「春の」の意味。
用途:鉢植え、路地植え、ロックガーデン
備考:ヨーロッパアルプス三大名花の一つ
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