ゴゼンタチバナ(御前橘)

ゴゼンタチバナ(御前橘)とは、ミズキ科ゴゼンタチバナ属の常緑多年草です。


ゴゼンタチバナ22 ゴゼンタチバナ21

ゴゼンタチバナとは

ゴゼンタチバナ(御前橘)は、北海道〜本州の山地の針葉樹林帯やハイマツ帯に生息するミズキ科ゴゼンタチバナ属の常緑多年草です。
地中に根茎が伸びて繁殖します。
夏に開花しますが、4枚の白い花弁のように見えるのは苞(総苞片)で、花は中央にある小さな薄黄色のものです。
花後、果実が成り、赤く熟します。

ゴゼンタチバナとゴゼンタチバナの違い

エゾゴゼンタチバナ(蝦夷御前橘、学名:Chamaepericlymenum suecicum) と似ています。
両者御違いは、、 葉の付き方がゴゼンタチバナは輪生状に付くのに対し、エゾゴゼンタチバナは十字対生します。
また、花色がゴゼンタチバは薄黄色であるのに対し、エゾゴゼンタチバナは黒紫色です。

ゴゼンタチバナの情報

一般名:ゴゼンタチバナ(御前橘)、
学名:Chamaepericlymenum canadense、
別名:Eurasian dwarf cornel、
分類名:ミズキ科ゴゼンタチバナ属、
生息分布:北海道〜本州、環境:山地の針葉樹林帯やハイマツ帯、
生活型:常緑多年草、草丈:5〜15cm、
葉形:倒卵形、葉身:3〜6cm、葉の付き方:輪生状、
花径:2.5mm、花:白い花のように見えるのは花弁状の苞、花色:薄黄、
開花期:6月〜7月、
果実形:球形、果実径:0.5〜0.8 cm、果実色:赤。

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エゾゴゼンタチバナ(蝦夷御前橘)
立山室堂で、2014年7月20日