ヒヨドリバナ(鵯花)は、キク目キク科フジバカマ属の多年草です。茎には紫色の斑点や短毛があります。
葉はざらざらして短柄があり、対生に付きます。
白色(稀に淡紫色)の小さな筒状花が多数集まって、散房状に咲かせます。山地の林縁に多く自生します。
フジバカマ、ヨツバヒヨドリ、サワヒヨドリの見分け方
フジバカマ(藤袴) や
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯) 、
サワヒヨドリ(澤鵯)
はそれぞれ似ており見分け方はし難いですが、下記が参考になるかもしれません。
フジバカマはほぼ自然では見られない。
フジバカマの葉は深く3裂しますが、ヒヨドリバナやヨツバヒヨドリの葉に切り込みはありません。
ヒヨドリバナの葉は対生しますが、ヨツバヒヨドリの葉は3〜4枚輪生(茎の節に数枚の葉が集まって付くこと)します。
サワヒヨドリの葉には葉柄が無く対生し葉は細い。サワヒヨドリの花色は通常、淡紫色です。
ヒヨドリバナは道端などに生えるに対し、フジバカマは河原に生えます。
一般名:ヒヨドリバナ(鵯花)
、学名:Eupatorium chinense L.(エウパトリウム)
、別名:ヒヨドリソウ(鵯草)、サンラン(山蘭)
、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱キク目キク科フジバカマ属
、原産地:中国
、草丈:100〜200cm 開花期:8〜10月 花色:白・淡紫色 筒状花長さ:0.5〜0.6cm 、
散房花径:15〜20cm 葉の形:楕円形で葉縁に鋸歯
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