カシワ(槲)の幼木
カシワの葉
カシワの果実
カシワの葉で巻いた「柏餅」
カシワ(槲、学名:Quercus dentata)とは、北米原産で、ブナ科コナラ属の耐寒性・落葉性広葉高木です。樹皮には縦に不規則な割れ目が入ります。葉は倒卵状楕円形で大きく葉柄は殆ど有りません。葉身基部は耳朶形で、5枚ほどが螺旋状で互生に付きます。葉縁に大きな波状の鋸歯があります。葉は冬に落葉せず、春まで枝に付いています。初夏に、葉が開くと同時に、葉腋から尾状花序を出し、まばらに薄黄緑色の花を咲かせます。樹木に耐寒性があり、葉が枯れても春まで落ちないので、北海道などでは耐風樹林とされます。葉は端午の節句に食べる柏餅の皮に使われます。昔は器の下に敷き蒸料理に使われました。樹皮からタンニンが採取され、葉や樹皮、果実を煮出すと染色原料となります。
一般名:カシワ(槲)、学名:Quercus dentata、別名:カシワギ、カシワノキ、モチガシワ、Daimyo oak、Japanese emperor oak, APG植物分類体系:植物界被子植物真正双子葉類ブナ目ブナ科コナラ属カシワ種、原産地:北米、分布:北海道?九州の日本、朝鮮半島?中国?台湾の東アジア、生活環境:山野の礫地、乾燥地、瘠せ地、生活型:落葉性広葉高木、樹高:15?25m、若枝:毛が密集、葉形:倒卵状楕円形で螺旋状に付く、葉縁:大きな波状鋸歯有り、葉色:緑→紅葉(秋)、葉柄:ほぼ無い(0.3cm)、葉身基部:耳朶状、葉長:15?30cm、葉幅:5?20cm、葉毛:葉裏に淡褐色の星状毛有り、葉序:螺旋状互生、雌雄同株、両性花、離弁花、花の出る場所:葉腋、雄花序:尾状花序、雌花:穂状に2〜3個付き無柄、開花期:5月?6月、雄花色:黄〜薄黄緑、雌花色:赤、果実:どんぐり(堅果)、結実期:翌秋、果実長:2.5cm、殻斗:鱗状模様有。
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