キミガヨラン(君が代蘭) とは、
ユリ目リュウゼツラン科ユッカ属の耐寒性常緑低木です。
細長く鋭利な刀のような葉が多数集合して放射状に広がった根元の中心部から、
夏〜秋に、長い花茎を真っ直ぐ伸ばし分枝して、
その各枝に円錐花序に大きな下向きで独特の臭いのする薄黄の鐘型の花を多数つけます。
繁殖は、株分けで行ないます。
ユッカ属には、
キミガヨラン(君が代蘭)
の他に
アツバキミガヨラン(厚葉君が代蘭)
があります。
学名の種小名 "recurvifolia" は、「主なる神の蝋燭」という意味です。
キミガヨランとアツバキミガヨランの違い
両者とも草丈は高いですが、違いは、
アツバキミガヨランの方が相対的に背が低く葉が厚くて硬い、
キミガヨランはより背が高く葉が少し柔らかく垂れ下がります。
開花時期では、キミガヨランは夏〜秋に咲きますが、
アツバキミガヨランの開花期は初夏と秋というように2度見られます。
一般名:キミガヨラン(君が代蘭)
学名:Yucca recurvifolia
別名:ユッカラン(Yucca蘭)、Spanish dagger
分類名:分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱ユリ目リュウゼツラン科ユッカ属
原産地:北米 環境:砂漠地帯
生活型:低木 樹高:200〜300cm
立ち姿:直立
葉の生え方:放射状
葉形:剣状 葉質:アツバキミガヨランほどは厚くなく先が鋭く尖るが下葉は半ばから下に垂れる
葉肉厚:薄い 棘:無し
葉長:70〜100cm 葉幅:5cm 葉色:青緑色
葉の付き方:対生 鋸歯:無し
花序形:円錐花序 花茎長:100cm
開花期:花期は一度で6〜11月 花色:白〜薄黄
花径:5cm 小花形:鐘型
用途:観賞用
備考:花に独特の臭いあり。毎年開花しリュウゼツランと違い結実後も成長する。
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