コケモモ(苔桃)とは、北海道〜本州の(亜)高山に自生する
ツツジ目ツツジ科スノキ属コケモモ種の耐寒性常緑広葉小低木です。
地中に根茎を伸ばし株を広げますが、高山では地上の樹高は10cm程度にしかなりません。
緑色の葉は楕円形をしており硬質で光沢があり互生に付きます。
葉縁は全縁では中央にある葉脈が目立ちます。
夏に枝先端に総状花序を伸ばし、白または薄桃色の小花を密集させて咲かせます。
小花は鐘型で先端が4裂しています。
花後の秋に小さな球形の液果を成らせます。
果実は熟すと赤くなります。果実には強い酸味があり、
生食や、ジャム、ジュース、果実酒などに使います。
同じスノキ属コケモモ種に
アクシバ(灰汁柴)
シャシャンボ(小小坊) 、
ハックスルベリー
ビルーベリー
ブルーベリー(Blue berry)
などがあります。
一般名:コケモモ(苔桃)
学名:Vaccinium vitis-idaea L.
別名:cowberry、フレップ(赤い実、アイヌ語)
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ツツジ目ツツジ科スノキ属コケモモ種
生息分布:北海道〜本州 生活環境:(亜)高山のに当たりの良い岩場や砂礫地
生活型:耐寒性常緑小低木
樹高:10〜30cm
葉色:常緑 葉質:硬質で光沢あり 葉形:楕円形
葉の付き方:互生 葉縁:全縁 葉脈:中央の葉脈が目立つ
葉柄:
花序形:総状花序 開花期:6〜7月 花のつき方:枝先端に密集して付く 花長:0.6cm
花冠形:鐘型で先端が4裂 花色:白・薄桃色 雄蕊数:本
果実形:球形 果実タイプ:液果 果実径:0.7〜1cm
果実色:赤(熟す) 果実味:強い酸味がある
果実用途:生食、ジャム、ジュース、果実酒
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