コウホネ(河骨)とは
コウホネ(河骨)とは、池や浅瀬で細長い花茎の先端に黄金色の花を一輪咲かせるスイレン科コウホネ属の耐寒性・耐暑性のある多年生水草です。
花は中央から周辺に向けて、大きなメシベ(雌蕊)→多数のオシベ(雄蕊)→細長い多数の花弁→5枚の花弁のように見える萼からなります。花に比べて、葉が大きいです。
根茎に含まれるアルカロイドのヌハリジンが、強壮、止血剤とされ、センコツ(川骨)という名の漢方薬とされます。
コウホネとヒメコウホネの違い
草丈はいずれも10〜40cm程で変わりません。ヒメコウホネ(姫河骨、学名:Nuphar subintegerrimum)は、コウホネ(河骨、学名:Nuphar japonicum)を一回り小さくしたような花を咲かせ、花中央にある柱頭盤の切込みが浅い。また、ヒメコウホネ(N. subintegerrimum)の葉は円心形で浮葉なのに対し、コウホネ(N. japonicum)の葉は長楕円形の気中葉です。
左、河骨ー長楕円形の気中葉、姫河骨葉―円心形で浮葉
花名の由来
属名の「Nuphar」は、アラビア語の「neufar'スイレン)」から、種小名の「japonicum」 は、ギリシャ語で 「日本の」という意味です。
和名の「河骨」は、根茎が白くて太く動物の骨のように見えることに拠ります。
花言葉
「秘められた愛情」
一般名:コウホネ(河骨)
、学名:Nuphar japonicum
、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱スイレン目スイレン科コウホネ属
、別名:カワホネ、カワバス、センコツ(川骨)
、原産地:日本(本州〜九州、沖縄)、朝鮮半島、台湾
、生活環境:浅い沼や池
、草丈:10〜40cm 根茎色:白 開花期:5〜9月 花色:黄 花穂長:cm
、用途:花葉を池やアクアリウムで鑑賞用に、根茎は漢方薬に
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