ミヤマリンドウ(深山竜胆) とは、北海道〜本州中部以北の(亜)高山の湿地に自生する
リンドウ目リンドウ科リンドウ属ミヤマリンドウ種の越年草です。
厳しい環境に咲くので草丈は5〜10cmにしかなりません。
葉は黄緑色で長楕円形をしたものが茎から離れて対生に付き、地上近くには小さな根生葉があります。
夏、花茎頂部に青紫色の漏斗状の小花を4輪上向きに咲かせます。
花冠は青紫色地で5裂しその間に細長い副花冠があり先端が裂けています。
花冠の喉部に斑点はありません。
花は晴れた日にしか咲かず、天候の悪い時は閉じた傘状になっています。
立山竜胆との違い
似た花のタテヤマリンドウ(立山竜胆、学名:Gentiana thunbergii var. minor )の花冠は青紫色地で5裂しその間に丸く短い副冠があり、
花冠の喉部に濃紫色の斑点が多数入ります。
一般名:ミヤマリンドウ(深山竜胆)
学名:Gentiana nipponica
分類名:植物界被子植物真正双子葉類リンドウ目リンドウ科リンドウ属ミヤマリンドウ種
生息分布:北海道〜本州中部以北 環境:(亜)高山の湿地
生活型:1年〜越年草
茎丈:10cm
葉色:緑 葉の形:長楕円形 葉の付き方:対生
根生葉:有 根生葉の長さ:1cm
花形:漏斗状 開花期:5〜8月 花冠長:1〜2cm
花冠:5裂した間に丸く短い副冠がある
花色:青紫 花の咲き方:頂部に上向きの花を4輪
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