モチツツジ (黐躑躅) とは、日本固有種で静岡県以南から岡山、四国の丘陵に生息する
ツツジ目ツツジ科ツツジ属モチツツジ種の(半)落葉低木です。
樹皮は暗灰褐色をしています。
葉は互生して付きます。
花、萼、枝の腺毛から出すべたべたした粘着液で昆虫を防御しますが、
それが「鳥もち」に似ていることから命名されました。
昆虫の中にはモチツツジの腺毛に住み着く「モチツツジカスミカメ」というカメムシがいます。
春、白地や紫地に濃紅色の斑点が散在する五弁花を咲かせます。
秋、茶赤色に紅葉した後、冬芽周りの葉以外が落葉します。
一般名:モチツツジ(黐躑躅)
学名:Rhododendron macrosepalum
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ビワモドキ亜綱ツツジ目ツツジ科ツツジ属モチツツジ種
生息分布:静岡県以南〜四国 環境:丘陵の林縁
原産地:日本
生活:(半)落葉低木
樹高:1〜2m 樹皮色:暗灰褐色
葉:両面に腺毛あり 葉のつき方:互生
葉長:2〜6cm
花径:5cm 花の咲き方:複数個
開花期:4〜5月 花色:白地や紫地に濃い紅色斑点が散在
花形:ロート状で先端が5深裂 花弁数:5弁花 花径:5〜6cm
特徴:花、萼、葉、枝に腺毛有り粘着液を出してべたべたしている。
●ツツジ科の花
モチツツジ(黐躑躅)
ツツジ(躑躅)
サツキ(皐月)
ミツバツツジ(三葉躑躅)
シャクナゲ(石楠花)
アザレア(Azalea)
カルミア(Kalmia)
■関連ページ
モチツツジ(黐躑躅)
ツツジ(躑躅)
筑波実験植物園(2009年5月2日)
マ行の花図鑑
樹木図鑑
|