ニューサイラン(新西蘭) は、葉が珍重される
ユリ目リュウゼツラン科フォルミウム属の常緑多年草(宿根草)です。
葉は生け花の花材
葉は活け花でよく使われる素材で、折ったり、曲げたり、裂いたり、撓めたりなどが自由にできます。
葉には、光沢があり、緑色の地に黄色い縦縞が入り、細長く先端が鋭く尖っています。
葉から取る繊維は、製紙の原料やロープの原料になります。葉は古くなると傷んで倒れます。
花は橙色
夏、花茎を伸ばして橙色の花を多数咲かせます。
民間療法では根に薬効があるとされます。
似た葉の植物
緑に白斑が入っている姿が、同科の
リュウゼツラン(竜舌蘭) や、
フルクラエア・フォエチダ 'メディオピクタ'(furcraea foetida) 、
ユリ科の
オリヅルラン(折鶴蘭)
に似ています。
一般名:ニューサイラン(新西蘭)
学名:Phormium tenax
分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱ユリ目リュウゼツラン科マオラン属(フォルミウム属)
別名:フイリニューサイラン(斑入り新西蘭)、フォルミウム(Phormium)、ニュージーランドアサ、マオラン
原産地:ニュージーランド
葉長:1〜3m 葉幅:6〜10cm 花色:橙 葉色:緑に黄色の縦縞
■似たもの同士
・リュウゼツラン科の
竜舌蘭 多肉植物で葉は硬く厚いので、ニューサイランとは異なるが、葉の形状と配色がニューサイランと似ている。
青の竜舌蘭 多肉植物で葉は硬く厚いので、ニューサイランとは異なるが、葉の形状はニューサイランと似ている。色の配色は異なる。
ニューサイラン(新西蘭) 葉厚は、薄い。
・ユリ科の
オリヅルラン(折鶴蘭) ニューサイランと感じが似ているが、全体的にずっと小振り。
■関連ページ
ニューサイラン(新西蘭)
7月の花(2009年)
ナ行の花図鑑
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