サガリバナ(下がり花)は、奄美大島や沖縄等の南日本のマングローブや川沿いの湿地に自生し夏の夕、総状花序に下向きに咲くサガリバナ目サガリバナ科サガリバナ属の熱帯性常緑高木です。
湿った場所で、フジ(藤)のように下向きに垂れ下がる花を咲かせるので、別名でサワフジ(沢藤)とも呼ばれます。花には芳香があり蛾を呼び寄せています。
桃色または白花の房状をした花からは、鮮紅色の雄シベが飛び出しています。花は朝には散ってしまいます。
花後に成る実は角ばった卵形をしています。
同属の花にゴバンノアシ(碁盤の脚)がありますが、そちらは上向きに花を咲かせます。
一般名:サガリバナ(下がり花)、学名:Barringtonia racemosa、別名:サワフジ(沢藤)、モウカバナ(舞香花)
、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ビワモドキ亜綱サガリバナ目サガリバナ科サガリバナ属、原産地:奄美大島や沖縄等の南日本、東南アジアの熱帯・亜熱帯地域、環境:マングローブや川沿いの湿地、樹高:15m、葉形:長楕円形、葉長:20〜25cm、葉色:光沢のある緑、開花期:7〜9月、開花時間:夜9時頃から全開、花序形:総状花序、花序長:30〜50cm、花色:桃・白、花弁数:4枚、雄蕊数:多数、果実形:角ばった卵形、果実径:5cm、
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