特集 サクラ(桜、さくら、桜花、Sakura)
アタミザクラ(あたみ桜、学名:Prunus kanzakura)は、熱海地方で1月〜2月に咲いているバラ科バラ属の落葉小高木「カンザクラ(寒桜)」です。
花は、薄紅色の五弁花一重咲きで、小輪です。
オカメザクラ(おかめ桜、学名:Prunus incamp 'Okame')は、 バラ科サクラ属の耐寒性落葉小低木のサクラ(桜)の早咲き園芸品種です。 春に、一重で紅紫色の小さな五弁花を下垂して咲かせます。
カンザクラ(寒桜、学名:Prunus kanzakura)は、バラ科サクラ属の落葉小高木「桜」の一種です。
早咲きの桜で1月頃から咲き始めるので、ガンジツザクラ(元日桜)とも呼ばれます。
オオシマザクラ(大島桜、学名:Cerasus speciosa)とカンヒザクラ(寒緋桜、学名:Cerasus campanulata)の交雑品種です。薄紅色で一重の小さな花を咲かせます。庭植や鉢植えにされます。
カンザン(関山、学名:Prunus lannesiana cv. Sekiyama)は、日本原産で、バラ科サクラ属の落葉広葉低高木です。サトザクラ(里桜)の八重咲き品種で、八重桜を代表する桜です。一重で薄桃色のソメイヨシノ(染井吉野、学名: Cerasus ×yedoensis)が咲き終わった後に、濃桃色で大きな八重花を咲かせます。花弁が多いだけでなく、花数も多く、束生するので重みで枝が垂れ下がります。花言葉は「機知に富んだ教育」。アメリカの花言葉とされるもので、伝記作家が、子供向け図書の中で書いた創作話に拠ります。その本の内容は、息子のジョージワシントンが、お父さんの大事にしていた桜の木を切り倒し、お父さんからお前が切ったとのかと聞かれた時に、自分が切ったと正直に認めて褒められたということです。
コシノヒガンザクラ(越の彼岸桜、学名:Cerasusu x subhirtella 'Koshiensis')は、 日本固有種で、サクラ(桜)の落葉中高木です。キンキマメザクラとエドヒガンとの種間雑種です。富山県の天然記念物とされ富山県城端町に自生地があります。大木となり花は葉が出る前に咲きます。淡紅色の花弁はエドヒガンより大きいです。開花は3月中旬〜4月下旬です。花名はコシノクニ(越の国、北陸地方の旧名)に自生するヒガンザクラ(彼岸桜)であることから付けられました。
シダレザクラ(枝垂桜、 学名:Cerasus spachiana f. spachiana)は、日本原産でバラ科の落葉小高木「エドヒガン系サクラ(桜)」の園芸変種で、春に枝を長く伸ばし淡紅色の小輪を枝垂れるように咲かせる桜です。
ソメイヨシノ(染井吉野、学名:Cerasus ×yedoensis cv. yedoensis)は、日本の春を代表するバラ科サクラ属の落葉高木「サクラ(桜)」の代表品種です。
本種はオオシマザクラとエドヒガンの雑種で、明治初年に、東京の染井(現在の駒込)から全国に広まりました。
樹皮は黒い。
葉が出る前の4月、枝から伸びた散房花序に薄桃色の5弁花を4から5個束生させて付けます。
葉の無い状態で花を一斉に咲かせるので、華やで優しい桃色の景観が辺りを春の雰囲気に満たします。散り際のサクラ吹雪も風情があります(後の掃除が大変だと思いますが)。
秋に紅葉してこれも見事です。
ソメイヨシノ×シナオウトウ(学名:yedoensis cv. Somei-yoshino × Cerasus pseudo-cerasus )とは、日本原産で、バラ科サクラ属の園芸品種です。ソメイヨシノ(染井吉野、yedoensis ‘Somei-yoshino’)とシナオウトウ(支那桜桃=シナミザクラ=カラミザクラ、 Cerasus pseudo-cerasus )の交配種です
フユザクラ(冬桜、学名:Cerasus ×parvifolia 'parvifolia')は、オオシマザクラ(大島桜)とマメザクラ(豆桜)の種間雑種です。コバザクラ(小葉桜)とも呼ばれます。花は一重です。秋〜春に咲きます。萼筒が紅色で太い。江戸時代から栽培されています。
ヨウコウ(陽光、学名:Prunus campanulata 'Yoko')とは、日本原産で、バラ科サクラ属の落葉中低木です。サトザクラ(里桜)のアマギヨシノ(天城吉野)とカンヒザクラ(寒緋桜)を交雑した園芸品種です。愛媛県の高岡正明氏により作出されました。ソメイヨシノ(染井吉野)より少し早く開花します。花は大輪、一重咲き、鮮桃色で、3〜4個の花が下向きに付きます。開花は3月〜4月です。
ニワザクラ(庭桜)
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