サンショウ(山椒)とは
サンショウ(山椒、学名:Zanthoxylum piperitum)とは、ムクロジ目ミカン科サンショウ属の落葉低木で葉や花、実は香辛料の「山椒」の材料となります。 雌雄異株です。山椒の木にはアゲハチョウの幼虫が付きやすいのが難点です。
植物としての山椒
樹木は黄色く、枝には1対ずつ鋭い棘があります。
葉は緑色で奇数羽状複葉で、複葉の長さは10cmほどですが、それを構成する小葉の長さは1cm程です。
小葉は楕円形をしており、葉縁に鋸歯があります。
葉は互生してつきます。
花は花径は0.5cmと小さく黄緑色をしており、春に開花します。
花後に成る果実も小さく0.5cm程で、最初、緑色で赤熟した後、裂開し、中から黒い種子が現われます。
山椒の用途
山椒の若葉や果実には芳香があるので、薬味として生食、あるいは、乾燥させて粉末化し香辛料や五香粉の材料として使うほか、
実を佃煮などにします。 粉山椒はウナギの蒲焼には無くてはならない香辛料です。
木材は擂粉木に加工されます。
山椒の生産地
最大産地は和歌山県です。
一般名:サンショウ(山椒)、学名:Zanthoxylum piperitum
、別名:Japanese pepper
、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ムクロジ目ミカン科サンショウ属
、生息分布:北海道〜九州〜屋久島 環境:水はけの良い肥えた用土
、生活型:落葉低木 株:雌雄異株
、樹高:3m 木質色:黄
、
枝:鋭い棘
、
葉形:奇数羽状複葉 複葉長:10cm 小葉長1cm 小葉形:楕円形は淵:鋸歯
葉のつき方:互生
、
花色:黄緑 花径:0.5cm 開花期:4〜5月
、
果実径:0.5cm 果実色:緑→赤→裂開 果実:芳香と辛味 種子色:黒
、
用途:香辛料、薬用(若葉、果実)、ツマ(花山椒、雄花)、佃煮、粉末香辛料、擂粉木(材)、五香粉
、
備考:最大産地は和歌山県、アゲハチョウの幼虫が付きやすい
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