シマオオタニワタリ(島大谷渡) は、熱帯アジア、太平洋諸島に分布するチャセンシダ科アスプレニウム属の常緑性シダです。
葉は、海草の昆布に似ており、襞が寄ったような形をしており、光沢があって、葉脈が中央を縦に真っ直ぐに伸び、周辺より幾分凹んでいます。
葉裏の先の方に胞子嚢がつきます。新芽はオヒタシや味噌汁の具、炒め物などで食べられる他、活け花にも使われます。
似たものに、オオタニワタリ(大谷渡)がありますが、オオタニワタリの葉の裏面全体に、びっしり胞子が付くので見分けられます。
株が輪を描くように丸くつき、株の中央部に水を溜めるようにしています。マオオタニワタリ(島大谷渡)を、
英名では Bird's Nest Fern と呼びますが、 Fern とはシダのことで、鳥の巣のようなシダという意味になります。
同じアスプレニウム属のアビスは、シマオオタニワタリの園芸品種で、オオタニワタリ(大谷渡り) より大型ですが、巨大にはならず、まとまり感があります。
一般名:シマオオタニワタリ(島大谷渡り)
学名:Asplenium nidus(アスプレニウム・ニダス)
別名:Bird's Nest Fern
生息地:熱帯アジア、太平洋諸島
分類名:チャセンシダ科アスプレニウム属
生活型:常緑性シダ
■関連ページ
シマオオタニワタリ(島大谷渡り)
ハワイ島の花(2002年)#1
夢の島熱帯植物館#3(2003年4月)
|