シロバナホトトギス(白花杜鵑草) は、
日本原産でユリ目ユリ科ホトトギス属の多年草 「ホトトギス(杜鵑草)」 の白花品種です。
北海道〜本州、四国、九州の山野の日陰に自生します。
花は上向きに咲く白い6弁花で、喉元に黄斑点があります。
花の中央にある1本の雌蕊(花柱)は3深裂し、さらに各先端が2深裂します。
雌蕊の周辺には6本の雄蕊があり各先端に葯が付きます。
ホトトギスの種類
代表的な
ホトトギス(杜鵑草)
キバナホトトギス(学名:T.flave)−花は黄色地に紫の斑点が入る
キバナノツキヌキホトトギス(学名:T. perfoliata):宮崎県固有種で葉が茎を抱きます。花は黄色で下垂する。
ジョウロホトトギス(学名:T. fmacrantha)−山野で下垂した黄色花を咲かせる。
タイワンホトトギス(学名:T. formosana):台湾原産で性質が強く様々な品種の親となっている。
一般名:シロホトトギス(白杜鵑草)
学名:Tricyrtis hirta f. albescens(トリキルティス・ヒルタ)
別名:ユテンソウ(油点草)、ジャパニーズ・トードリリー(Japanese toad-lily)、トード・リリー(toad-lily)
分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱ユリ目ユリ科ホトトギス属
原産国:日本、ヒマラヤ、台湾
生息分布:北海道〜本州、四国、九州 生活環境:山野の日陰
生活型:多年草
草丈:30〜100cm
茎:褐色の毛が密生し、茎は葉に抱かれる
葉形:長楕円形
葉色:緑
葉の付き方:互生 葉縁:全縁
花の咲く場所:葉腋
開花期:9〜11月
花の咲き方:1〜3輪まとめて
花形:杯状で上向き 花弁数:6枚 花色:白で喉部に黄斑点 花径:3〜4cm
雄蕊数:6本 葯数:6個 雌蕊数:1本 花柱:3深裂でさらに各先端が2深裂
果実タイプ:朔果
備考:日本固有種、Tricyrtis(トリキルティス)は3つの距、hirta(ヒルタ)は短い剛毛と言う意味
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