ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)

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ヤマジノホトトギスとはユリ目ユリ科ホトトギス属の多年草です。

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ヤマジノホトトギス

ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草、学名:Tricyrtis affinis)は日本固有種で、ユリ科ホトトギス属の多年草です。 ホトトギスより小型で、1ケ月ほど早く咲きます。また、ホトトギスの花中央が黄色い野に対し、ヤマジノホトトギスは紫色をしています。
茎頂と葉腋に花を咲かせます。 花は上向きに咲く白い6弁花で赤い斑点があります。喉元には、ホトトギスのような黄斑点はありません。 花の中央にある1本の雌蕊(花柱)は3深裂し、さらに各先端が2深裂します。 雌蕊の周辺には6本の雄蕊があり各先端に葯が付きます。

一般名:ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
学名:Tricyrtis affinis
分類名:植物界被子植物門単子葉植物ユリ目ユリ科ホトトギス属
原産国:日本 
生息分布:北海道〜本州、四国、九州、生活環境:山野の日陰
生活型:多年草
草丈:30〜60cm
茎:褐色の毛が密生し、茎は葉に抱かれる
葉形:長楕円形で尖頭、葉色:緑で暗色の斑模様がある、葉序:互生、葉縁:波状、花の咲く場所:茎頂と葉腋、開花期: 8月〜10月、花の咲き方:茎頂部の葉腋に単生、花被片長:1.5〜2 cm、花柱や花糸に斑点が無い、 花形:杯状で上向き 花弁数:6枚 花色:白で喉部に黄斑点 花径:3〜4cm  雄蕊数:6本 葯数:6個 雌蕊数:1本 花柱:3深裂でさらに各先端が2深裂
果実タイプ:朔果
備考:日本固有種、Tricyrtis(トリキルティス)は3つのきょと言う意味

ホトトギスの仲間
代表的な  ホトトギス(杜鵑草) 
キバナホトトギス(学名:T.flave)−花は黄色地に紫の斑点が入る
キバナノツキヌキホトトギス(学名:T. perfoliata):宮崎県固有種で葉が茎を抱きます。花は黄色で下垂する。
ジョウロホトトギス(学名:T. fmacrantha)−山野で下垂した黄色花を咲かせる。
タイワンホトトギス(学名:T. formosana):台湾原産で性質が強く様々な品種の親となっている。

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●日光植物園


ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
日光植物園で、2019年8月9日