タガメは、本州〜沖縄の池や沼、用水路に生息する昆虫綱カメムシ目コオイムシ科タガメ亜科タガメ属の昆虫です。
日本最大の水生昆虫で、最大7cm程になります。雄より雌の方が体は一回り大きいです。
体色は暗褐色で背中に模様があります。脚は左右3対で、尻に短い呼吸管があります。
繁殖は産卵で行い晩春〜夏に雌が産卵し、雄が抱卵します。
温帯〜熱帯域に分布し、世界中には20種程おり、代表的なものにナンベイオオタガメやタイワンタガメなどがいます。
鎌状をした太い前脚を大きく開きドジョウなどの小魚や蛙など水中にいる生き物を待ち伏せして捕獲し、
針状の口吻を獲物に突き刺して消化液を送り獲物の体内を溶かして食べます。
環境破壊や農薬などで激減しており、環境省レッドリスト絶滅危惧II類(VU)に指定されています。
一般名:タガメ
学名:Lethocerus deyrollei
別名:Giant water bug
分類名:動物界節足動物門昆虫綱カメムシ目コオイムシ科タガメ亜科タガメ属
生息分布:本州〜沖縄 住環境:池や沼、用水路
全長:5〜7cm(雌の方が雄より一回り大きい) 体表色:暗褐色
食性:小魚や蛙など水中にいる生き物を食べる肉食性
繁殖方法:産卵 産卵期:5月 産卵:雌 産卵場所:水面上に出た棒
一度に雌が産む卵の数:50〜100個 抱卵・保育:雄
特徴:日本最大の水生昆虫 備考:環境省レッドリスト絶滅危惧II類(VU)
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