オカワカメ(陸若布) とは、ブラジル原産のナデシコ目ツルムラサキ科アカザカズラ属の
半耐寒性蔓性多年草です。南雲百薬(うんなんひゃくやく)とも呼ばれます。
どんな植物?
茎は蔓性で5mほどに伸びるので、夏の緑陰植物とされます。
葉は緑色で卵形をしており、光沢があって肉質です。
茎はやや赤っぽいです。
秋に咲く花は小さく、芳香がある白花でサガリバナのように房状(総状花序)につきます。
花序の長さは、10cmほどです。
野菜になるの?
百薬という位ですから、栄養価が高く、ビタミンや各種ミネラル、
特に、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、葉酸、銅が多く含まれ、
糖尿病や高血圧、貧血、血液をサラサラにする効果があるとされます。
葉茎、塊根、ムカゴが食用、薬用になります。
葉は生でも食べられますが、苦いです。
シュウ酸が含まれており過剰摂取すると結石の原因となるため、
茹でてアク抜きをして食べますが、同科のツルムラサキのようにヌメリが出ます。
流通名:オカワカメ(陸若布)、南雲百薬(うんなんひゃくやく)
学名:Anredera cordifolia
分類名:植物界被子植物門双子葉植物網ナデシコ目ツルムラサキ科アカザカズラ属(アンレデラ属)
一般名:アカザカズラ、アンレデラ・コルディフォリア(Anredera cordifolia)、Madeira vine
原産地:ブラジル
生活型:半耐寒性蔓性多年草
茎:蔓性で5mほどに伸びる
葉色:緑色 葉形:卵形 葉質:光沢があり肉質
葉長:5〜10cm
茎色:赤っぽい
花色:白 花形:小さな花を房状(総状花序)につける 芳香:花にあり
花序長:10cm 開花期:9〜10月
料理方法:生でサラダ、炒め物、お浸し
特記:茹でるとヌメリガ出る
用途:観葉植物(緑陰植物)、野菜、薬用
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