雛人形|かぎけんWEB


雛飾り

3月3日は、「五節句」(以下)の内、「桃の節句」に当たります。


●五節句

1月7日の七草の節句 人日(じんじつ)の節句
3月3日の桃の節句  上巳(じょうみ)の節句
5月5日の菖蒲節句  端午(たんご)の節句
9月9日の菊の節句  重陽(ちょうよう)の節句


「桃の節句」には、女の子のいる家庭では、娘の無病息災を願って家でお雛様(雛人形)を飾る習慣があります。
雛人形は「京都御所」にある紫宸殿(ししんでん)を舞台に、親王と内裏、三人官女調度品、庭木などを模したものです。
庭木は、古くから「桜」と「橘」が古来から「魔除け」や「邪気払い」の力があるとされて紫宸殿に植えらえれており、 どちらも健やかに過ごすための象徴とされるので雛人形と共に飾られます。
童謡では、桜や橘の代わりに「桃の花」を代用していますが、桃にも邪気払いの霊力が備わると考えられるようです。

●2種類の雛

この雛人形には、「京びな」と「関東びな」があり、男雛(おびな)と女雛(めびな)の座る位置が反対になっています。

京びなは向かって右側に男雛、左側に女雛が座る。
関東びなは向かって左側に男雛、右側に女雛が座ります。

段飾り


ひな祭り雛飾り
上段に三人官女が見えます、

ひな祭り雛飾り
ひな祭り雛飾り

ひな祭り雛飾り
三人官女に隠れて見えにくいですが、奥に男雛と女雛が座っています。

ひな祭り雛飾り
向かって右側に男雛、左側に女雛が座っているので「京びな」ですね。これは京都の柊屋さんの雛飾りなのでもっともなことです。

ひな祭り雛飾り
ひな祭り雛飾り、左に桜木、右に橘
「左近の桜」、「右近の橘」とは、御所内では、お雛様(親王)から見て紫宸殿左(東側)に桜が、右(西側)に橘が植えられていることによります。


1段飾り 京都

雛1段飾り 雛1段飾り
ひな祭り1段飾り
写真の段飾りはこれも、向かって右側に男雛、左側に女雛が座っているので「京びな」ですね。

雛飾り 東京の

雛1段飾り
ひな祭り1段飾り
写真の段飾りは、左側に男雛、右側に女雛なので、関東びなの座り方をしています。橘と桜は京びなモ関東びなも同じ場所にあります。

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