チンチラ(Chinchilla)、旭山動物園
チンチラ(Chinchilla)、東山動物園の動物
チンチラ(Chinchilla)は、チリの高山に生息する固有種で
齧歯目チンチラ科チンチラ属チンチラ種の草食動物です。
ここで扱うのは猫のチンチラではなく、ネズミの仲間のチンチラで毛皮を採取するため家畜化されたものです。
気温に敏感で暑すぎても寒すぎても弱ります。
体長はネズミよりかなり大きい25cm程で、体重は500gあり雌の方が大きい。
体は銀灰色の柔らかい毛で覆われています。
体毛の1つの毛根から細くフワフワした毛が80本程生えます。
尻尾は長くてバランスを取る役割をしており、尻尾の毛は硬くて太い。
歯は20本あり健康な時は黄色っぽい色をしています。
全ての歯が一生伸び続けます。何でも齧ります。
食べものはイネ科の草や植物の根などの植物食性で前足で持って食べます。
夜行性なので通常は昼は行動せず、夜に活発に行動するので動物園では観察用に暗室に置いています。
鳴き声を上げず、性格が比較的おとなしいためペットとして飼うこともありますが、
ネズミの寿命が2年なのに対し、チンチラは20年ほど生きるので長期間飼育するという覚悟が必要です。
繁殖形態は胎生で一度に雌が産む仔の数は1仔で、妊娠期間は約4ヶ月、妊娠回数は1年に1〜3回です。
1つの毛根から細くフワフワした毛が80本程生える(但し、尻尾の毛は硬くて太い)、
水には溶けない分泌物を出すため水浴でなく砂浴びして汚れを落とします。
内臓では胆嚢が無いため、脂肪の分解能力が劣るので高脂質の食べ物は適しません。
毛皮採取目的の乱獲で生息数が減少しましたが、ワシントン条約で保護された後は増加しています。
一般名:チンチラ(Chinchilla)
学名:Chinchilla lanigera
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱齧歯目(ネズミ目)チンチラ科チンチラ属チンチラ種
別名:Long-tailed chinchilla(ロングテールド・チンチラ)
原産地:チリ
生息分布:チリ(野生)、家畜化 環境:乾燥した涼しい高山
生活型:暑すぎても寒すぎても駄目(気温に敏感)
体長:25cm前後 体重:500g(雌の方が大きい) 尾長:17cm 尻尾の役割:バランス調整
歯数:20本 歯の色:黄色っぽい
食性:イネ科の草や植物の根などの植物食性 食べ方:前足で持って食べる
行動:夜行性 鳴き声:鳴かない
繁殖形態:胎生 一度に雌が産む仔の数:1仔 妊娠回数:1〜3回 妊娠期間:約4ヶ月
体色:銀灰色 寿命:20年
用途:毛皮、ペット
特記:1つの毛根から細くフワフワした毛が80本程生える(但し、尻尾の毛は硬くて太い)、
全ての歯が一生伸び続ける、何でも齧る、長い尻尾、水浴はせず砂浴びをし分泌物を除去、
胆嚢が無いため脂肪の分解能力が劣り、高脂質な食べ物は適さない。
ワシントン条約で保護
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