ミズダコ(水蛸)【かぎけんWEB】

ミズダコとは、タコ目マダコ科ミズダコ属の軟体動物です。 別名:オオダコ(大蛸)、北海ダコ、North Pacific Giant Octopus

生きているミズダコ


ミズダコ(水蛸) ミズダコ(水蛸)
ノシャップ海流水族館


ミズダコ ミズダコ
能登水族館


ミズダコ(水蛸)
旭山動物園「あざらし館



食材のミズダコ

ミズダコ(水蛸) ミズダコ刺身 茹タコ刺し身


酢ダコ

酢だこ 酢ダコ(酢真蛸)
ミズダコを色紅と酢で漬けたもの

スダコ
ミズダコの酢蛸と昆布締めの昆布


その他の蛸の煮蛸

北海産柳たこ?)352円 北海産柳蛸刺身
北海産たこ(柳蛸?)刺身


その他の蛸の子だこ(真蛸?柳蛸?)

マダコ(小だこ) マダコ煮(コダコ) マダコ煮(コダコ)
生タコの子だこ

ミズダコ(水蛸)とは、タコ目マダコ科ミズダコ属の軟体動物です。 蛸界では一番大きいので、オオダコ(大蛸)とも呼ばれます。 生きている時の体表色は茶褐色ですが背景に合わせて瞬時に変化させることができます。 身体は柔らかく、大きな吸盤が付いた長くて太い8本の手足を自由に駆使し獲物を掴んで、 カラストンビ(乾したものが売られている)と呼ばれる鋭い口で噛み砕いて食べます。 危険を感じると  イカ(烏賊)  と同様、墨を吹きます。
北海などの寒い海で、  カニ(蟹) や、 ウニ(雲丹) 、  ホタテ(帆立)  などの高級海産物を食べて身体が大きく発達しています。

最大の天敵は人間であり、人間の食用として捕獲され一年中私達の食卓に上がります。 食用とする部分は、主として手足の部分であり、蛸刺や、蛸しゃぶ、煮蛸、酢蛸、たこ焼のたことして食べられます。 調理などで加熱すると赤くなります。 北海道産が生食や茹蛸として好まれますが、品薄のためなかなか市場に出回りません。
同じタコ属には、体長がもう少し小さい  マダコ(真蛸) がいます。 体表色はミズダコの方が茶色みが強いです。マダコはミズダコ同様、食用とされます。

一般名:ミズダコ(水蛸) 、学名: Paroctopus dofleini 、別名:オオダコ(大蛸)、North Pacific Giant Octopus 、分類名:動物界軟体動物門頭足綱タコ目(八腕形目)マダコ科ミズダコ属 、分布地:東北〜北海道の日本以北の亜寒帯域 環境:海洋の岩礁、砂地 、全長:3m 体表色:橙〜茶 外敵:アザラシなど  、手足数:8本 足長さ:3m 寿命:2年  、血液色:青緑色(ヘモシアニン) 、天敵:ウツボ、サメ 食性:甲殻類や二枚貝などを採食する動物食性 

■関連ページ

ミズダコ(水蛸)  ノシャップ海流水族館  memo(2012年9月11日)  memo(2011年10月23日)  無脊椎動物図鑑(タコ・イカ含む)  麹町便り  memo 

水族館のミズダコ


ミズダコ(水蛸)
ミズダコ(水蛸)

ミズダコ(水蛸) 表側
ノシャップ海流水族館で、2008年6月22日

ミズダコ ミズダコ
ミズダコ 裏側
のとじま水族館(2015年10月11日)


ミズダコ(水蛸)

ミズダコ(水蛸)
水槽の中で固まっています。 アザラシの食べ物の一つとされます。
旭山動物園の「あざらし館」で、2009年12月27日


食用となったミズダコ


ミズダコ(水蛸)

ミズダコ(水蛸)の刺身
スーパーで購入で、2011年10月23日

ミズダコ刺身
水蛸生刺身
2015年6月5日

茹蛸刺し身
北海道産茹蛸刺身
スーパーで購入、2014年9月5日

北海産水蛸切り身パック352円 北海産水蛸切り身盛り付け
北海産水蛸切り身パック352円
スーパーで購入、2016年9月23日


小ダコ

ミズダコの小だこ
コダコぬめりを取っています。
浜坂港「カニの山よね」さんから取り寄せ、2013年12月30日

蛸煮(コダコ) 蛸煮(コダコ)
ダコ煮(コダコ)
浜坂港「カニの山よね」さんから取り寄せ、2012年9月11日


酢ダコ

酢ダコとは、食紅で赤く染めた皮と白い身の紅白が縁起物とされ主に正月に食べられるタコの酢の物料理です。


酢だこ
正月用の酢だこ、2011年1月2日
色は毒々しいですが、味は好きです。

酢ダコ(酢真蛸)
北海酢だこ(スライス)生食用、374円/94g