アンコウ(鮟鱇)とは
アンコウ(鮟鱇)とは、アンコウ目アンコウ科の海水魚の総称です。
主に日本で食用としているのは、アンコウ属のキアンコウ/ホンアンコウです。
他に、チョウチンアンコウ属のチョウチンアンコウ(提灯鮟鱇、学名:Himantolophus groenlandicus)や
あんこうの漁
泳ぎが得意でないので、深海海底の砂中で竿に皮を付けたものを動かし、
小魚や甲殻類などの獲物を誘き寄せて丸呑みします。
あんこうの土手鍋
アンコウは冬の味覚として知られます。
お店では、皮や身がヌルヌルして柔らかく捌き難いので吊るして、口から水を入れて張りをもたせてから切っています。
アンコウの七つ道具とは、肉、胸鰭(トモ)、皮(カワ)、胃(水袋)、肝臓(キモ)、
卵巣(ヌノ)、鰓(エラ)のことを言います。
特に、キモはあん肝と言い珍味とされます。
家庭で捌く場合は、まな板にお腹をのせて皮を裂き、肝を丁寧に剥がした後は、適当に一口サイズに切って、鍋に入れます。
味噌と野菜を入れて鍋にして食べますが、水分は野菜から出る水だけとし、味噌を鍋周囲に塗った「土手鍋」が最も美味しいです。
アンコウ目の仲間
アンコウ目の魚には、別科別属(ミツクリエナガチョウチンアンコウ科ビワアンコウ属)ですが、 ビワアンコウ(琵琶鮟鱇、枇杷鮟鱇、Ceratias holboell) という珍しい仲間がいます。
一般名:アンコウ(鮟鱇)/キアンコウ、学名:Lophius litulon、分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門魚上綱硬骨魚綱アンコウ目アンコウ科アンコウ属、別名:Monkfish、分布:太平洋、大西洋、インド洋など、環境:深海の海底、全長:30〜100cm(雌の方が雄より大きい)、体重max:50Kg、、体形:上下に側扁、体表色:暗褐色、顔:顔が大きく、口も大きく鋭い歯があり、口内に灰色の斑点は無い、食性:小魚、甲殻類などを捕食する肉食性、繁殖方法:産卵、食用の可否:可、旬:11月〜翌年3月、特徴:魚を誘うため長短2本のアンテナがあり1本に皮が付いており、それで魚を誘う。
●関連ページ
アンコウ(鮟鱇)
memo(2013年1月29日)
浜坂港(2012年2月)
海水魚図鑑
食べ物魚図鑑
使用前・使用後物語
ア行の使用前後物語
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ムンクの「叫び」
みたいですが,アンコウのお腹(無眼側)です。
どぶ汁を目論見中。ん、なぜか、
ハタハタが2匹混じっています。
これはアンコウのお腹に居たものです。
アンコウの肝,略してアン肝。どぶ汁鍋に味噌とアンキモを入れて味付けします。
「どぶ汁」完成。水を一滴も入れないで野菜とアンコウの水分のみで作りました。超旨ウマです。
アンコウ(鮟鱇)、2012年3月
全身姿(有眼側)
顔に提灯あり。
「いきなり何すんねん。やめてケロ〜!」
全身姿(無眼側)
お腹から肝がはみ出してる。
おっきな顎
で,どぶ汁の出来上がり (キ)アンコウ,浜坂港「山米」さんから取寄せ,2012年2月
あんこうと鮮魚セット
あんこう
あんこうは今回も土手焼き、
新鮮なあんこうを入手,2013年1月29日,浜坂港から
あんこう
スーパー「ライフ」で購入、2014年1月26日
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