アオヤガラ(青矢柄、学名:Fistularia commersonii) とは、トゲウオ目ヤガラ科ヤガラ属アオヤガラ種の海水魚です。英名では、Bluespotted cornetfishと呼ばれます。
ヤガラ属は1属のみで構成されます。学名はラテン語でパイプを意味する "fistula" に因みます。
体表は淡緑色で鱗は無く、体形は細長い筒状で、全長1,5m程になります。尾鰭の先に淡緑色の紐のような長いヒラヒラがあります。
体長の1/4を占める筒状の口は長く、岩の隙間や砂地にいる小魚や小さな甲殻類を吸い込んで捕食します。
ヤガラ属の魚
ヤガラ属には4種いますが、日本にはアオヤガラとアオヤガラの2種がいます。
アオヤガラは体表が薄緑色で目と目の間は平らですが、アオヤガラは体表色は赤く目と目の間が窪んでいます。
食用魚となり、身は白身で、刺身や、鍋、塩焼き、澄まし汁、干物などにして食べます。
ヤガラ属
アオヤガラ(青矢柄、学名:Fistularia commersonii)
アカヤガラ(赤矢柄、学名:Fistularia petimba Lacepede)
マダラヤガラ(Fistularia tabacaria)などがいます。
似た魚
似た魚にトゲウオ目ヘラヤガラ科ヘラヤガラ属のヘラヤガラ(篦矢柄、Aulostomus chinensis)がいます。ヘラヤガラの顎には髭があり、嘴はヘラ状で上部にかけて断面が筒状になります。
一般名:アオヤガラ(青矢柄)、学名:Fistularia commersonii、分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門条鰭綱トゲウオ目ヤガラ科ヤガラ属アオヤガラ種、分布:北海道以南〜九州、生息域:浅い岩礁や砂地、全長:150cm、体形:細長い(頭が長い)、口:開口面積は少ないが、長手方向に細長い管状で身体の1/4を占め小魚を吸い込んで捕食、尾鰭:先に紐状の長くて赤いヒラヒラがある、体表色:淡緑色、食性:小魚や小型の甲殻類などの動物食性、食用の可否:可、身色:白、調理方法:刺身、鍋、塩焼き、干物、吸い物、味:アオヤガラの方が美味、備考:学名はラテン語でパイプの意味の"fistula"から、
■関連ページ
アオヤガラ(青矢柄、学名:Fistularia commersonii)
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