別名:Hilgendorf saucord、アカバ(海草にもある)、ノドグロ(別な魚にもいる)
ユメカサゴ(夢笠子) とは、岩場近くの深場の砂泥底でじっとしている
カサゴ目フサカサゴ科ユメカサゴ属の海水魚です。
大きくても、30cmほどにしかなりません。
頭が大きく、背鰭や頭、頬に刺があります。
横から見ると楕円形をしており、左右に側扁しています。
魚類や甲殻類などを捕食する動物食性です。
同属に外国産まれのオキカサゴがいます。
体色は朱赤で、所々に白色部分が透けてみえます。
鰓蓋上方に黒っぽい斑があります。胸鰭内側基部に大きな皮弁があります。
同属に天皇海山(外国)産の オキカサゴ(沖笠子) がいますが、
オキカサゴは上顎から2本の歯が出ています。ユメカサゴに出っ歯はありません。
また、オキカサゴには、側線に沿って黒っぽい線が長く伸びていますが、
ユメカサゴには明瞭な黒い線は見られません。
煮つけが旨い!
冬に底引き綱で獲られる白身で上品な味の高級魚です。
調理方法には、煮付や、刺し身、塩焼きなどがあり、特に煮つけが美味しいです。
一般名:ユメカサゴ(夢笠子)
学名:Helicolenus hilgendorfi
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門条鰭綱カサゴ目フサカサゴ科ユメカサゴ属
別名:アカバ、Hilgendorf saucord、ノドグロ(別な魚にもいる)
生息分布:東北中部以南の沿岸 環境:深場の砂泥底
全長:30cm 体形:楕円形、左右に側扁、頭が大きく背鰭や頭部、頬に刺がある
体色:赤 鰓蓋上方:黒っぽい斑 胸鰭内側基部:大きな皮弁
食性:魚類や甲殻類などの動物食性
繁殖:卵胎生 産卵期:1〜3月
可食:可(極旨) 調理方法:煮付け、刺身、鍋物
●関連ページ
ユメカサゴ(夢笠子)
memo(2013年4月7日 )
東京都板橋区立熱帯環境植物館(2010年7月4日)
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ヤ行の使用前後物語
海水魚図鑑
麹町便り
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ユメカサゴ
のとじま水族館(2015年10月11日)
ユメカサゴ
東京都板橋区立熱帯環境植物館、2010年7月4日
鮮度が良くピチピチしてます。横から見ると楕円形に近い形をしています。
大きな口
深場にいるので、目も大きい。鰓蓋上方に黒っぽい斑が見えます。
お腹も充実
尾鰭も赤くて綺麗
ユメカサゴ(夢笠子)
浜坂、2012年3月
上に比べるとちょっと鮮度が落ちるけど
開口サービス。喉が黒いのでノドグロとも呼ばれますが、
他にも同じ名前の魚がいるので要注意!
料理は煮付けが一番!(一番上は「ハツメ」、下の2段が「ユメカサゴ」、肝もグー!)
「食べられちゃった!」
ユメカサゴ(夢笠子)、浜坂、2010年2月
ユメカサゴ煮付け
浜坂、2012年1月
ユメカサゴ食前
ユメカサゴ食後
ユメカサゴ煮付け、浜坂、2012年3月
ユメカサゴ大量?入荷
美味しそう!
煮付けられました。
食べられました。
ユメカサゴ(夢笠子)、浜坂、2010年5月
「なんでワイら口開けてんやろ」
「なんでやろな?」
「分かりまへんな」
「あ〜」
「唐揚にされちゃった」 2013年4月7日
夢カサゴ煮付け、2014年3月9日
夢カサゴ
浜坂港鮮魚(2016年9月10日)
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