東京都薬用植物園(2009年3月8日)
城ヶ崎釣り(2009年7月19日))
白馬八方(2012年1月7日)
城ヶ崎釣り(2009年7月19日)
松茸土瓶蒸し
タギョウショウ
アカマツ(赤松)とは、樹皮が赤褐色で新芽が赤っぽく幹がしなやかな曲線を描く
マツ目マツ科マツ属ニ葉松類の常緑高木針葉樹です。
クロマツ(黒松)と共にニ葉松の代表とされます。
樹皮は、黒松は黒っぽいのに対して、赤松は赤いのでその名があります。
また、黒松は雄松と呼ばれるように葉が硬くやや太いのに対し、赤松は雌松と呼ばれ葉は柔らかくやや細いです。
赤松林には、マツタケ(松茸)が生えます。
枝は、庭木や正月用松飾に使われます。
赤松の品種として、根元から多数の幹に分かれて立ち上がるタギョウショウ(多行松)があります。
北半球に分布するので、葉による熱の発散を防ぐため、葉は針のように細くなっています。
葉は1ヶ所に2枚が束となり枝に付き、いわゆる束成しますが、数年経つと枝から離れて落下します。
日本では、古代から親しまれている樹木であり、歌舞で謳われたり、伝統芸の道具立てにも使われています。
果実は球形をしており、
マツボックリ(マツカサ)となります。
松毬の間にある薄黄の小さな鱗片を取り出したものがマツノミ(松の実)ですが、
黒松や赤松のものは小さ過ぎて使用されません。
幹に傷をつけるとマツヤニ(松脂)が取れますが、松脂が時を経て固まってコハク(琥珀)ができます。
一般名:アカマツ(赤松)
学名:Pinus densiflora
別名:メマツ(雌松)、オンナマツ(女松)、Japanese Red Pine(ジャパニーズ・レッド・パイン)
分類名:植物界裸子植物門マツ亜門マツ綱マツ亜綱マツ目マツ科マツ属アカマツ種
原産地:日本、中国 生息分布:北海道南部〜九州
生活型:常緑針葉樹の高木 樹高:10〜35m 樹皮:赤褐色 新芽色:赤っぽい
開花期:4〜5月 花色:黄緑褐色(雄花)、紅紫色(雌花) 花弁数:0 花長:1cm(雄花)
成実期:翌年10月 果実形:卵状円錐形 果実種類:球果
葉形:針状 葉長:7〜12cm 葉の付き方:2個束生 株:雌雄異花
用途:街路樹、防風林、砂防林、庭木、盆栽、花材
■マツ科の木
マツ科には、マツ属やモミ属、カラマツ属、アブラスギ属、トウヒ属、トガサワラ属、ツガ属等があります。
その内、マツ属は、亜属で分類すると、複維管束亜属のニヨウマツ(ニ葉松)類と、
単維管束亜属のゴヨウマツ(五葉松)類があります。
ニ葉松類には、アカマツ(赤松)やクロマツ(黒松)、リュウキュウマツ(琉球松)が入ります。
五葉松類には、ハイマツ(這松)、チョウセンゴヨウ(朝鮮五葉)、ヤクタネゴヨウ、キタゴヨウ(北五葉)などがあります。
トウヒ属には、エゾマツ(蝦夷松)があり、カラマツ属にはカラマツ(唐松)、
ヒマヤラスギ属にはヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉、別名:ヒマラヤシダー)があります。
モミ属には、モミ(樅)やトドマツ、ウラジロモミ(ニッコウモミ)、シラビソ(白檜曽)などがあります。
ツガ属には、ツガ(栂)やヒメツガ(姫栂)があります。
トダサワラ属には、トダサワラがあります。
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アカマツ(赤松)
城ヶ崎釣り(2009年7月19日)
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アカマツ(赤松)
東京都薬用植物園で、2009年3月8日
アカマツ(赤松)
城ヶ崎海岸で、2009年7月19日
赤松樹木
先端の赤紫色の球形のものが雌雄
雌蕊
茶色の長っ細いものが雄蕊
アカマツ雌雄、京都動物園で、2015年5月3日
カドマツ(門松) 江東区で撮影、2008年12月31日
アカマツ(赤松)、
タケ(竹)、
イネ(稲)で作られています。
松茸土瓶蒸し 赤松林にはマツタケが生えます。
「松茸土瓶蒸し」はマツタケ(松茸)を使った代表料理です。
花材に赤松を使った生け花。緑色の枝が赤松です。 諏訪湖SA下り線で、2012年1月7日
タギョウショウ
赤松の一品種
仙巌園(2008年5月3日)
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