別名:三公の木、Japanese Pagoda Tree
エンジュ(槐) は、中国原産で、夏、枝先から円錐花序を伸ばし多数の白い蝶形の小花を集合させて咲かせるマメ目マメ科エンジュ属の落葉広葉樹の高木です。
中国では神聖木とされ出世への縁起を担いで植えられます。
相当高くまで生長する木で、居住地のマンションの7階に達しつつあります。
葉形はニセアカシアと同様、奇数羽状複葉で、小葉が互生して付きます。
花は蜜源となるので、蜂や蝶が集まって来ます。
また、秋に成る果実を目指して
オナガ(尾長) や、
ヒヨドリ
などの小鳥や、などが飛来します。
花の蕾は槐花と言いルチンを多量に含むので、毛細血管を回復し止血や高血圧用の薬の原料とされます。
果実は槐実または槐角と呼ばれ痔の薬となりますが、
形は数珠状にくびれた豆花で粘液を含み乾きにくく裂開しません。
公害性に強いので街路樹や庭木とされます。
尚、「エンジュ」という名で、仏壇、鍋敷き等の彫刻、細工・加工物の材としているものは、
イヌエンジュという別の木です。
一般名:エンジュ(槐)
学名:Styphonolobium japonicum
別名:三公の木、Japanese Pagoda Tree
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱マメ目マメ科エンジュ属
原産地:中国
分布:北海道〜九州の日本、朝鮮半島、中国
樹高:10〜25m 樹皮色:暗灰色
幹の状態:縦裂 幹径:50〜100cm
葉色:緑(表)、薄緑(裏) 葉長:15〜20cm 小葉長:3〜5cm 葉縁:全縁 小葉形:卵形
開花期:7〜8月 花序長:15〜30cm
花色:白〜淡黄色 小花径:1〜1.5cm 花弁形:蝶形
成実期:10月 果実径:4〜8cm 種子色:褐色 果実形:鞘状
用途:庭木、街路樹、公園樹
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エンジュの枝にやっと葉が出てきました。
エンジュの芽吹き
プラザ元加賀、2016年5月3日
エンジュ(槐) 花はまだです。
プラザ元加賀、2010年6月6日
花が咲いた。白い小花が円錐花序につきます。
葉は奇数羽状複葉
マンションの5階を越えてもまだ成長中
エンジュ(槐)、プラザ元加賀中庭、2009年7月18日
あっという間に花が散った。庭の一部が白く見えます。
エンジュの花
プラザ元加賀中庭、2009年8月9日
エンジュ(槐)の木にヒヨドリが飛来します。実が少なくなりました。
プラザ元加賀中庭、2010年12月31日
大雪の日、エンジュの木にオナガが飛来しました。
プラザ元加賀中庭、2014年2月8日
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