ギシギシ(羊蹄) とは、春〜夏、太い茎が直立し、よく分枝した茎の上部の節々に緑色の花穂(カスイ)をつけるタデ科ギシギシ属の大型多年草の野草です。
根生葉(コンセイヨウ)は、長楕円形で長い柄があり叢生します。
内花被片は三角形でその縁に小さな鋸歯があります。果実の色は緑色→褐色に変化します。
似た植物に同属でヨーロッパ原産の帰化植物、
エゾノギシギシ(蝦夷の羊蹄、学名:Rumex obtusifolius)
があります。
エゾノギシギシの根生葉はギシギシより大きく幅広く、中央脈に赤みがあります。
花穂は黄褐色をしています。
内花被片は三角形でその縁に2〜3対の棘状突起があるのが特徴です。
果実色は半透明の緑→赤みを帯びます。
●植物の種類
一般名:ギシギシ(羊蹄)
学名:Rumex japonicus
分類名:タデ科ギシギシ属
生息分布:北海道〜沖縄の日本全国 環境:原野、路傍の湿地
草丈:100cm 株:雌雄同株 開花期:5〜8月 花穂色:緑 果実色:緑→褐色
繁殖方法:種子、地下茎 特徴:内花被片の縁に小さな鋸歯
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