キク(菊)【かぎけんWEB】キクとは、キク目キク科の多年草です。別名:イエギク(家菊)、スプレーマム、ガーデンマム、ポットマム、クッションマム |
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まず、菊の品種には、どのようなものがあるかを 特集 菊 でざっと見てみましょう。 かなり品種があることをお判りいただけたと思います。
今では、春の桜と同様、に日本を代表する花とされるキク(菊、学名:Chrysanthemum morifolium)ですが、どのような花なのでしょう。 日本には奈良時代に渡来し、江戸時代から様々な園芸品種が育種されています。春のサクラ(桜)と、秋のキク(菊)は日本を代表する花とされます。花色は豊富で、ピンクや、赤、白、黄、橙、複色があります。花の大きさも、花径18 cm以上の大菊と、9 cm以下の小菊、その中間の中菊があります。菊と言えば秋のイメージがありますが、品種改良により、夏菊や、夏秋菊、秋菊、寒菊(開花が8月、...、12月からなど)の菊が育種されています。さらには周年開花する「ポットマム」やそれを品種改良した「ピンポンマム」があります。 菊は切り花出荷量、ダントツ首位!
ところで、花卉分野で菊が全体に占める割合がどのぐらいかご存じでしょうか? 切り花出荷量Best31.菊(12億9千8万本,40%) 2.カーネーション(2億150万本,6.2%)、3.薔薇(1億9千440万本,6%) 菊は「NASA Eco Plant」菊はスパティフィラム(Spathiphyllum)と同様、有害物質5種類を全てクリアする優れた植物に選ばれました。観葉植物のように開花しない時期があっても良いとすれば、オールシーズンでオフィスやリビングに鉢植えを置きたいものです。「ポットマム」や「ピンポンマム」が使えるかもしれませんね。菊の分類花の大きさー大菊:花径が18cm以上、 花形ー広物ー一重咲き「一文字」、八重咲き「美濃菊」、厚物ー厚物-整然と咲く、厚走り-下部が突き出す、大掴み-掴まれたような形、 管物ー太管(花弁径:0.3-0.5cm)、間管(0.2-0.3cm)、細管(0.1-0.2cm)、針管(0.1cm以下) 古典菊ー巴錦(花弁内側が深紅、外側が黄金色)、江戸菊、... 菊の種類
●大菊(大輪菊)は通常一茎に一輪を咲かせるように摘芯することが多く、秋の菊花展によく出展されています。
厚物(花弁がぼってり固まったもの)と、管物(線香花火のように花弁が細く広がっているもの)、一文字(花びらの数が16枚前後の一重咲き)系があります。 ●中菊(中輪菊)は、 嵯峨菊(細長い花びらが真っ直ぐ立ち上がって咲く)や、 江戸菊(開花後に花びらが様々に変化する)、 伊勢菊(縮れた花びらが垂れ下がって咲く)、 肥後菊(一重咲で、武士の精神修養として発達)、 ●小菊(小輪菊)は、花色が豊富で、一重咲きや八重咲き、丁子咲き、ボンボン咲きなどがあり、ケンガイ(懸崖)や盆栽、菊人形、玉造り、食用などにされます。 菊人形を使った横溝正史監督の映画がありました。 ●スプレーマムは日本の菊がアメリカに渡って逆輸入された米国産の小中菊でパステル調の花色、花がスプレー(分枝)状につくことから名付けられました。 ●ポットマムは大量生産する鉢物用に改良された品種の総称で周年開花します。「ピンポンマム」という丸い花を咲かせる品種も人気です。 ポットマムや、ガーデンマム、スプレーマムとも呼ばれます。 ●クッションマム系はドーム状になった菊で、小田原市内の民家の庭先で公開され知られるようになった「ざる菊」は笊を伏せたような形をしています。
●菊の品種大菊(一輪菊)(花径:20cm)、中菊、小菊(花径:1〜3cm)
●仕立て 一般名:キク(菊)、学名:Chrysanthemum morifolium、国花に準ずる花:日本、別名:イエギク(家菊)、florist's daisy、hardy garden mum、スプレーマム(spray mum)、ガーデンマム(Garden mum)、ポットマム(Pot mum)、クッションマム(Cushion mum)、Chrysanthemum morifolium、分類名:植物界被子植物真正双子葉類キク目キク科キク属イエギク種、原産地:中国、米国(スプレーギク) 、草丈:30〜100cm、放射相称花、集散花序、舌状花、花径:9cm未満(小菊)、9〜18cm(中菊)、18cm以上(大菊)、開花時期:周年、特に、9月-12月、花色:ピンク・黄・白・赤・橙・複色。 |
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白菊
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