別名:Myoga、ハナミョウガ(花茗荷)
ミョウガ(茗荷)は、ショウガ目ショウガ科ショウガ属ミョウガ種の多年草の野菜です。
地下茎から茎のように見える葉(偽茎)と紅色の苞に包まれた花を別々に出します。
葉は ショウガ(生姜) と似ており、
花は薄黄色をしています。
ミョウガとショウガは同科同属の植物で兄弟のようなものですが、ショウガの方が辛味が強く、
加熱しても味が飛びません。一方、ミョウガは、本来味が弱く、また加熱すると香りが飛びます。
スーパーなどで売られている紅色のミョウガは、この地下茎から出た花(花序部分)で、花が咲く前の蕾を採取したものです。そのためミョウガは、別名でハナミョウガ(花茗荷)とも呼ばれます。
ミョウガは切ると、タマネギ(玉葱) と同様、
何層にも分かれていますが、1枚1枚が花です。
花が咲くと一日花なので、その日の内に枯れ、翌日次の花が咲きます。
花が咲いたミョウガは野菜としては使いません。
その他、地下茎から出た若茎を軟化したものものはミョガタケと言い食べられます。
独特の味が珍重され蕎麦や冷奴の薬味や、衣をつけて天麩羅、糠味噌漬け、
甘酢漬け、味噌汁の具、酢の物、素焼きで食べます。
主な産地は高知県です。
一般名:ミョウガ(茗荷)
学名:Zingiber mioga
別名:Myoga、花茗荷
分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱ショウガ目ショウガ科ショウガ属ミョウガ種
原産地:東アジア
分布:本州〜九州・沖縄 環境:山麓の陰地
草丈:50cm 花色:薄黄 株:雌雄同株 収穫期:7月 旬:秋(ミョウガタケは春)
実色:赤紫
備考:茎状に見えるものは偽茎
●関連ページ
ミョウガ(茗荷)
ミョウガの芽(2016年5月12日)
野菜図鑑
マ行の花図鑑
ショウガ科の植物
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先端にある白いものは雌蕊の花柱で、黄色い雄蕊の花糸を通過して出ています。
雌蕊の花柱の拡大
薄黄の花弁状に見える唇弁は、雄蕊が変形してくっ付いたものです。
マクロレンズで撮った茗荷の花、macro lensで初撮影 2010年10月5日
蕾から咲いた茗荷の花
2010年10月4日
畑に生えている茗荷の花
2010年10月2日、藤田和代様より寄贈
野菜となる蕾部分
2008年10月29日、藤田和代様より寄贈
ミョウガいなり(茗荷稲荷)
2009年9月24日、藤田和代様手作り
ミョウガの芽の天麩羅
藤田和代様より
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