シラー・ヌタンス(Scilla nutans)は、西ヨーロッパ 原産で、春、細長い花茎の先から花序を伸ばし芳香のする小花をまとめて咲かせるキジカクシ科ツリガネズイセン属の耐寒性球根植物(多年草)です。イギリスではブナ樹林等の下に群生し青いカーペットを敷いたような光景を演出します。花序の一方に花が付くので、花茎や花序の先端がやや撓んだ状態のところに、薄桃色、青色、または白い釣鐘形の花を10〜20輪下向きに咲かせます。花後に小芋のような形をしたりん茎(球根)部ができます。花壇や鉢植え、寄せ植え、香水や石鹸の芳香に使われます。
シラー・カンパニュラタ(Scilla hispanica)ほどすっきりくっきりした花ではなく、どちらかと言うと質素です。
ツリガネズイセン属の園芸品種には、ノンスクリプタ種(H. non-scriptae)とヒヤシンソイデス・ヒスパニカ種(Hyacinthoides hispanica)が2大主流となっていますが、このイングリッシュ・ブルーベルはノンスクリプタ種に属します。「シラー・カンパニュラータ」はヒヤシンソイデス・ヒスパニカ種に属します。
一般名:シラー・ヌタンス(Scilla nutans)
学名: Hyacinthoides non-scripta
別名:ブルーベル(Bluebell)、イングリッシュ・ブルーベル(English Bluebell)、シラー・ノンスクリプタ(Scilla non-scripta)、
分類名:植物界被子植物単子葉類キジカクシ目キジカクシ科ツリガネズイセン属(ヒアシントイデス属)ヒアシントイデス・ノンスクリプタ種
原産地:西ヨーロッパ 環境:ブナ樹林の下などの半日陰地
草丈:20〜40cm
根出葉形:線形 根出葉長:10〜25cm 葉幅:5cm
花茎長:20〜40cm 花序:総状花序 花冠形:釣り鐘 花序長:5cm 花柄長:0.5cm 花色:薄桃・青 開花期:4〜5月
果実タイプ:室果 果実形:倒卵状球形 果実径:0.5cm 諸指数:3
鱗茎(球根)形:卵球形 鱗茎(球根)径:2〜3cm 外皮:黒色で薄い
■関連ページ
シラー・ヌータンス(Scilla nutans)
2006年4月の花
新宿御苑の花
サ行の花図鑑
日光植物園の花(2008年5月25日)
日光植物園の樹木(2008年5月25日)
日光植物園(2008年5月25日))
花図鑑
野草図鑑
樹木図鑑
花暦
花暦2008年
麹町便り
memo
|