●シロヤマブキ(白山吹)/ツツジ(躑躅)
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シロヤマブキ(白山吹) 2006年4月16日、錦糸公園で
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シロヤマブキ(白山吹) 2006年4月16日、錦糸公園で
シロヤマブキ (白山吹)は、黄色いヤマブキ(山吹)の白色版と思われがちですが、山吹とは別属です。
シロヤマブキ(白山吹)は、春に白い4弁花を咲かせますが、ヤマブキ(山吹)は五弁花を咲かせます。
シロヤマブキ(白山吹)は、花後に4個の実が葉の裏に付き、熟すと赤から黒に変化します。
シロヤマブキ(白山吹)の茎は茶色で、葉は緑色で対生して付き葉脈がくっきりしています。
本州や朝鮮南部、中国などに広く分布しています。
一般名:シロヤマブキ(白山吹)
学名:Rhodotypos scandens Makino
分類名:バラ科シロヤマブキ属
原産地:中国、日本
樹高:100〜200cm 花径:3〜5cm 花色:白 開花期:4〜5月
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フジ(藤)/ツツジ(躑躅)
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フジ(藤)
2006年4月23日、江東区で
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ツツジ(躑躅)
2006年4月16日、錦糸公園で
ツツジ(躑躅)のページ
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フジ (藤)といえば、ノダフジ(野田藤)と言われる程、ノダフジが代表品種です。
このフジは、春にフジダナ(藤棚)と呼ばれる竹等を格子状に組んで作られた専用の棚に蔓を這わせて、
甘い芳香のする見事な房状の花を吊り下げて咲かせる耐寒性落葉低木です。
一つの花房は多数の小花からなり、それらの小花はマメ科特有の口唇状の形をしています。
ノダフジ(野田藤)の蔓は右巻きですが、左巻きのヤマフジ(山藤)や、中国原産のシナフジ、
アメリカ産のアメリカフジもあります。フジ(藤)の花色は、藤色と言うほど薄紫花が代表的ですが、
他に濃紫色や白花もあります。樹齢が長く、中には200年という長寿の木もあります。
日本の春の花はサクラ→ツツジ→フジという順に咲きますが、藤は極めて和風な風情に富んでいるので、
「藤娘」という日本人形が作られています。学名のWisteriaは、フジの研究者であるアメリカ人の名に因んでいます。
フジ(藤)の花を逆さにしたような花に同科の、
ノボリフジ(昇り藤)=ルピナス(Lupinus)があります。
一般名:フジ(藤)
学名:Wisteria floribunda(ウィステリア)
別名:ノダフジ(野田藤)
分類名:マメ目マメ科フジ属
草丈:300cm〜 花弁径:2cm 花房長:30〜200(九尺藤)cm 開花期:4〜5月
花色:紫 ・白 ・薄紫 ・桃 芳香:あり
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ツツジ(躑躅) は、4月に桜が咲き終わった後の街路樹の主役であり、色鮮やかな赤や桃色、
白い花を咲かせる常緑低木です。
ツツジ(躑躅)と似た花に同属の、サツキ(皐月)があります。
両者の違いは、春咲くのがツツジ(躑躅)、初夏から咲くのが サツキ(皐月) と言われます。
もう少し詳しく両者の違いを見ると、ツツジ(躑躅)の方が新芽が伸び出す時期と開花期が早く、
花径や葉径も大きく、早く咲き終わります。さらに、ツツジ(躑躅)は花後に新芽が出ますが、
サツキは新芽は出ないためで剪定が難しいです。
ツツジ(躑躅)の代表品種に、オオムラサキツツジ(大紫躑躅)、キリシマツツジ(霧島躑躅)、リュウキュウツツジ(琉球躑躅)、
レンゲツツジ(蓮華躑躅)があります。
ツツジ科にはツツジ(躑躅)とサツキ(皐月)他に、
ミツバツツジ(三葉躑躅)や、
シャクナゲ(石楠花)、
西洋アジサイのアザレア(ベルジアン・アザレア)等の花があります。
一般名:ツツジ(躑躅)
学名:Ericaceae
別名:アザレア(azalea)
分類名:ツツジ科ツツジ属ツツジ群
開花期:4〜5月 花色:桃・白・赤・赤紫
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クンシラン(君子蘭)
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クンシラン(君子蘭)
2006年4月23日、プラザ元加賀で
クンシラン(君子蘭)は、細長い茎と葉を持ち、春に朱色の花を咲かせる半耐寒性多年草です。
花は茎頂部に5〜8個かたまって咲かせます。花色は一般的な朱赤の他に、薄黄や白色、桃色があります。
葉は、細葉や中葉、広葉、斑入り/斑無等、種類が豊富です。
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クンシラン(君子蘭) 2006年4月23日、プラザ元加賀で
一般名:クンシラン (君子蘭)
学名:Clivia miniata(クリビア・ミニアータ)
別名:ウケザキクンシラン(受け咲き君子蘭)、クリビア(Clivia)
分類名:ヒガンバナ科クリビア属
原産地:南アフリカ
草丈:45〜60cm 花色:橙・黄・白 開花期:3〜5月 花径:5〜7cm
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