別名:トビラノキ(扉の木)
トベラ(扉) とは、春〜梅雨、白い小さな五弁花を集散花序につける
バラ目トベラ科トベラ属の耐乾燥性常緑低木です。
花は時間の経過と共に白〜薄黄に変化します。
雌雄異株で、雌株は発達した1本の雌しべと退化した5本の雄しべを持ち、
雄しべは発達した5本の雄しべと退化した1本の雌しべを持ちます。
葉は光沢のある緑色の皮質で厚く、丸味を帯びたヘラ状をしており
鋸歯は無く、乾燥に強く自生地に適合します。
互生に付いた葉は、花の周囲では輪生を成しているように見え、
別科別属(バラ科シャリンバイ属)ですが、
シャリンバイ(車輪梅)
を大きくしたような感じの木です。
海岸で自生しますが、公園や街路樹でも見られます。
秋〜冬、果実が成り3裂して粘液に包まれた赤い種子が出来ます。
赤い種子は成熟とともに黒色に変化します。
赤い実の成る マサキ(正木、柾)
と似ていますが、マサキは葉形が楕円で浅い鋸歯があり、果実が粘々しないので見分けられます。
トベラと言う名前は枝や葉に悪臭があること、節分あるいは除夜にイワシ(鰯)の頭と
一緒に扉に刺して魔よけにしたことによります。
一般名:トベラ(扉)
学名:Pittosporum tobira
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱バラ目トベラ科トベラ属
別名:トビラノキ
樹高:2〜3m 株:雌雄異株
開花期:4〜6月 花色:白→(時間の経過と共に)淡黄 花径:1cm
葉形:狭卵形 鋸歯:無し
成実期:11〜12月 果実形:球形 果実径:1〜1.5cm
種子:赤→(時間の経過と共に)黒
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トベラ(扉)
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トベラの白い花
2008年5月11日、房総半島で
トベラはこんな所↓で咲いていました。
内房で、2008年5月11日
トベラ(扉) 2013年5月12日、城ヶ崎海岸で
トベラの実が成りました。
黄色い球形の果実が割れて中に赤い種子が見えています。
2010年11月21日、城ヶ崎海岸で
トベラの種子は粘々しています。
2008年12月7日、城ヶ崎海岸で
トベラの実は釣り場↑に行く途中の岩場に成っていました。
トベラの実
果皮がだいぶ痛んで来て、種子も乾燥勝ちになりました。
城ヶ崎海岸、2010年1月11日
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