トックリキワタ(徳利木綿)

【かぎけんWEB】
トックリキワタは、アオイ目バンヤ科セイバ属の落葉高木です。

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別名:Floss silk tree、Drunk tree(酔っぱらいの樹)

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トックリキワタ(徳利木綿) は、ブラジル〜アルゼンチンの南米原産のアオイ目バンヤ科セイバ属の熱帯落葉高木です。秋〜冬、葉が無い状態で、淡赤紫色の五弁花を多数咲かせるので、南米桜とも呼ばれます。 木肌は濃緑色で、葉はトチノキに似ており、幹に藤壺状の刺が多数付いています。 トックリキワタとは徳利状の樹形で、果実から綿毛のようなものが取れることから来ています。 アルゼンチンでは、スペイン語でPalo(樹) borracho(酔っ払いの)と呼ばれます。 開花は日本では11月からで、花弁はピンクで基部は白〜薄黄の5弁花を咲かせます。 冬に成る果実は、紡錘形で中に長い綿状の繊維に包まれた種子が多数あり、風媒花として飛散します。 この繊維は、昔は毒矢を防ぐ防矢チョッキに使われましたが、今はクッション、縫いぐるみ、枕等の詰め物に使われています。 材は軽いので、漆器や下駄の素材とされ、南米では樹木が街路樹として利用されます。

一般名:トックリキワタ(徳利木綿)
学名:Ceiba speciosa
別名:ヨイドレノキ(酔いどれの樹)、ヨッパライノキ(酔っぱらいの樹)、Palo borracho(スペイン語)、Floss silk tree、Drunk tree(酔っぱらいの樹)、ナンベイザクラ(南米桜)
科属名:植物界被子植物門双子葉植物綱ビワモドキ亜綱アオイ目バンヤ科セイバ属
原産地:ブラジル〜アルゼンチン等の南米
分布:沖縄、南西諸島
樹高:10〜20m 樹形:徳利状 木肌:濃緑色 花色:淡赤紫 開花期:9〜12月 花弁数:5枚 果実径:12〜15cm 種子径:1cm 成実期:2〜3月

●同科の樹
ドリアン(Durian)  バオバブ(Baobab) バルサ

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トックリキワタ


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トックリキワタ(徳利木綿)
宮崎県立青島亜熱帯植物園(宮崎)で、2009年5月3日