ウラシマソウ(浦島草) とは、春、林の木陰等で花のように見える仏炎苞を付ける
サトイモ科テンナンショウ属の耐寒性・非耐乾性・多年草(宿根性)の野草です。
仏炎苞の中には肉穂花序があります。
花序の先端から浦島太郎の釣り糸に例えられた長い紐状突起物を出します。
葉は葉茎の先端に1枚だけ付け、多数のぎざぎざの小葉があります。
肉穂花序は、多数のシベから出来ていますが、雄花は雄蕊だけ、
雌花は雌蕊だけから作られており、どちらも花弁はありません。
交配は虫により行われる虫媒花です。
雌花は、秋、多数の雌蕊の開花後に、たくさんの粒々の赤い果実をつけますが、
有毒なので食べられません。
同属同科の
マムシグサ(蝮草) と似ています。
一般名:ウラシマソウ(浦島草)
、学名:Arisaema urashima(アリサエマ・ウラシマ)
、分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱オモダカ目サトイモ科テンナンショウ属ウラシマソウ種
、別名:ヘビクサ(蛇草)
、草丈:30〜50cm 開花期:3〜5月 花色:紫(赤紫〜濃紫〜黒紫)
特徴:釣り糸のような長い紐状突起物あり
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