6月の花(2006年)

【かぎけんWEB】
2006年6月、九段下

イモカタバミ(芋片喰) イモカタバミ(芋片喰) ムラサキカタバミ(紫片喰) ムラサキカタバミ(紫片喰)

「6月の花(2006年)」には、 イモカタバミ(芋片喰)ムラサキカタバミ(紫片喰) 等、6月にした花や果実の写真と説明(学名、分類名、別名、原産地)があります。

●カタバミ属の花
オキザリス・ボーウィ(Oxalis bowiei) : 花茎を伸ばした茎先に桃色の大輪の花を咲かせるオキザリスの定番です。葉は、緑色で三つ葉形をしています。
オキザリス・トライアングラリス(Oxalis triangularis) : 葉色が紫色のレグネリー種(南米)
オキザリス・バーシカラー(Oxalis versicolor) : 蕾が赤白斑模様のベルシコロル種
オオキバナカタバミ(大黄花片喰)、アカカタバミ(赤片喰)、イモカタバミ(芋片喰)ムラサキカタバミ(紫片喰)カタバミ(片喰)、 コミヤマカタバミ(小深山片喰)


イモカタバミ(芋片喰) ムラサキカタバミ(紫片喰)
イモカタバミ(芋片喰)
イモカタバミ(芋片喰)
イモカタバミ(芋片喰)
木場公園、2006年6月4日  digi220
ムラサキカタバミ(紫片喰)
ムラサキカタバミ(紫片喰)
ムラサキカタバミ(紫片喰)
九段下、2006年6月16日
digi221
イモカタバミのページ ムラサキカタバミ(紫片喰)のページ
イモカタバミ (芋片喰) は、初夏から夏にかけて道端、花壇や生垣の隙間に生い茂る濃桃色の五弁花を咲かせる野生の多年草で、南米からの帰化植物です。葉は掌状葉か3枚〜の小葉をつけます。
似た花に、ムラサキカタバミ(花弁色は桃色)やカタバミ(花弁色は黄色)、オキザリスがあります。特に、イモカタバミ(芋片喰)はムラサキカタバミ(紫片喰)と似ていますが、イモカタバミ(芋片喰)は花の中央にある雄しべのヤク(葯)色が黄色であり、ムラサキカタバミの方は白いことで見分けられます。また、花弁の基部が花先よりも濃い色をしています。芋片喰の芋とは、根が芋状(塊茎)であることからきています。イモカタバミ(芋片喰)は通常、桃色品種が知られますが、稀に白花品種もあります。

一般名:イモカタバミ(芋片喰)
学名:Oxalis articulata
別名:フシネハナカタバミ(節根花片喰)
分類名:カタバミ科カタバミ属
原産地:南米
草丈:10〜25cm 花色:濃桃・白 雄しべの葯色:黄 開花期:4〜9月

ムラサキカタバミ(紫片喰)は、草丈が低く、小さな赤紫色の五弁花を咲かせる多年草です。道端や庭先などいたるところで咲いています。夕方や雨に濡れると花は下を向き、半分閉じた笠のようになります。ムラサキカタバミ(紫片喰)の長い葉柄の先には、ハート型を逆にしたような3枚の小葉をつけます。葉色は、通常、緑ですが、紫色の葉を持つレグネリー種(南米)もあります。

一般名:ムラサキカタバミ(紫片喰)
学名:Oxalis corymbosa
別名:キキョウカタバミ(桔梗片喰)、紫酢漿草
分類名:カタバミ科カタバミ属
原産地:南アフリカ、南アメリカ
草丈:5〜30cm 花径:2〜4cm 開花期: 5〜7月 花色:薄桃色